スマートフォン決済ソリューションに熱視線(JAPAN IT WEEK 2012 春)

2012年5月18日10:00

リードエグジビション ジャパン主催の「JAPAN IT WEEK 2012 春」が2012年5月9日~12日まで、東京ビックサイトで開催された。同展示会は、1,500社以上が出展するIT関連では国内最大級の展示会となった。

東京ビックサイトの東・西の展示棟において、Web・モバイル マーケティングに関するソリューションが一堂に集まる「Web&モバイル マーケティングEXPO」、スマートフォンやモバイルに関するソリューション/サービスが集結した「スマートフォン&モバイルEXPO」、RFIDを活用した各種ソリューションが一堂に出展する「RFIDソリューションEXPO」など、全12の専門展が開催された。

「スマートフォン&モバイルEXPO」では、数多くのスマートフォン決済ソリューションが紹介されていた。

PayPalは、ソフトバンクと共同で国内に展開するスマートフォン決済ソリューション「Pay Here」を展示した。すでに米国、カナダ、豪州、香港でサービスを展開し、20万の加盟店を獲得したという報道もある。加盟店は、アプリを立ち上げてログインし、カードリーダをヘッドフォンジャックにセットすればスマートフォンを決済端末として利用できる。

利用者は、Visa、MasterCard、AmericanExpressのクレジットカード、PayPalアカウントを利用して決済が可能だ。手数料は、海外では2.7%だが、国内では5%で提供する。また、PayPal Hereには、自動チェックイン機能があり、利用者が登録した店舗であれば、店員の確認により、カードやスマートフォンを出さずに「顔パス」で決済が可能だ。

セキュリティ面では、PCI DSSの関連規格であるPCI PTSで推奨する暗号キーのマネジメントに関する規定「DUKPT」での暗号化を実現。また、PCI DSSに準拠したサーバで処理が行われるという。

タブレットに装着した「PayPal Here」(左)と「顔パス」決済が可能なチェックインのイメージ(右)

ロイヤルゲートの「PAYGATE」は、AndroidとiOSに対応したスマートフォン決済サービスである。すでにデリバリーなどで採用実績があるそうだ。PAYGATEは、20011年4月13日に日本クレジットカード協会(JCCA)が発表した「スマートフォン決済の安全基準に関する基本的な考え方」に沿ったシステム設計となっている。暗号化方式は、AES (Advanced Encryption Standard)、キーマネンジメント方式はDUKPTを採用している。

同社では、クレジット(磁気/IC)、銀聯、電子マネー、NFC対応のBluetoothマルチ決済リーダー「PAYGATE AIR」も展示した。同端末の通信は、スマートフォンやタブレットを通じて、3GやWiFi経由で行えるという。同社では、NTTデータとの連携も予定しており、2013年2月~3月のリリースを目指す。

ロイヤルゲートの「PAYGATE」(左)と「PAYGATE AIR」(右)

アスタリスクは、iPhone、iPad、Androidで利用可能なタブレット・モバイルPOSシステム「Salasee」や、ゼウスと共同で開発したスマートフォン用決済アプリケーション「Pit Pay(ピットペイ)」の高セキュリティ版の紹介を行った。同システムは、ゼウス、ユーシーカードと協力し、大手アパレルショップなどで採用実績がある。

アスタリスクのタブレット・モバイルPOSシステム「Salasee」

ヒットは、スマートフォン決済モバイルプリンタ「PriFlex Pro」および「PriFlex Smart」を展示した。iPhone、iPad、Android、MS Windowsに対応しており、モバイルプリンタとしてDUKPTに準拠している。すでに三菱UFJニコスと共同でスマートフォン決済ソリューションを展開するフライトシステムコンサルティングでの採用が決定しているそうだ。

ヒットのスマートフォン決済モバイルプリンタ「PriFlex Smart」

スター精密は、クレジットカードの読み取り機能を標準装備した「SM-S220」を展示。クレジットカードの処理とレシート発行を1台でこなすことができ、充電器、バッテリーパック、ベルトクリップ、サンプル用紙など、導入時に必要なアイテムはオールインワンで標準搭載している。今回の展示会では、シャープシステムプロダクトと連携した「WindowsCE POS・決済システム」を紹介した。

スター精密がシャープシステムプロダクトと連携した「WindowsCE POS・決済システム」

「Web&モバイル マーケティングEXPO」では、アナザーレーンが「OVAL PAYMENT」を展示した。同決済ソリューションは3万円弱の初期費用など、低価格で加盟店が導入できるという。クレジットカードは、Visa、MasterCardが利用可能で、利用者は決済時にセキュリティコードの入力が求められる。サイン伝票は不要となっており、スマートフォン上で指もしくは専用ペンでのサインが行われる。なお、読み取られたカード情報は、PCI DSSに準拠した決済サーバでの処理が行われるという。

日本ポステックと連携し展開するアナザーレーンのスマートフォン決済ソリューション

プリペイド・ギフトカードソリューションを展開するレピカでは、POSとの連携によるカードレス化を実現するソリューションとして、どのスマートフォン端末でも利用可能なバーコード決済ソリューションを展示した。すでに米国のスターバックスでは、2011年からバーコードを利用したプリペイドカードシステムが稼働しているという。

同システムは、利用者のスマートフォンにバーコードを表示し、POSに接続したバーコードリーダで読み取ることで決済やバリューのチャージが行われる。また、不正利用を防止するため、バーコードは都度生成する形を予定しているそうだ。すでに同社のプリペイドカードシステムを採用する企業などから引き合いがあるという。

レピカではスマートフォンモバイル決済ソリューションを紹介した。スマートフォンに画面にバーコードを表示し(左)、POSに接続したリーダライタで読み取りを行う(中)。たとえばバリューのチャージデータはサーバを経由してリアルタイムに反映される(右)

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