路線バス初、沖縄の那覇バスに「iD」決済サービスを導入(第一交通産業など)

2012年5月18日17:52

タクシー会社の第一交通産業は、グループ会社の那覇バスの路線バスにおける決済方法を拡大すると発表した。両社は、NTTドコモ九州支社、モバイルクリエイトおよび三井住友カードと協力し、後払い電子マネー「iD(アイディ)」の決済サービスを、2012年5月19日(土)に那覇バス(市内線)約80台でスタートする。路線バス車内における「iD」決済サービスの導入は、全国で初となる。

那覇バスは、沖縄本島において、路線バス・観光バス・特定バス事業を営んでおり、沖縄本島の民間乗合バス会社4社のうちの1社である。那覇バスでは、乗車料金の支払いについて、従来、現金(含む定期券、回数券)のみを受け付けていたが、今回のiD決済サービスの導入により、利用者の支払方法を多様化するとともに、現金での支払いに比べ決済時間が短縮することからスムーズな乗車の促進が見込めると期待している。

なお、路線バスの運賃箱へのiD決済対応のリーダライタの導入、ならびに売上データの送信は、 モバイルクリエイトが担当する。

第一交通産業では、2008年4月からiDを福岡県、熊本県、鹿児島県のタクシー全車両に順次導入し、現在約1,400台の端末が設置されている。今回、新たに那覇バスの路線バスでも、iD決済に対応した端末を導入することで、沖縄の居住者はもちろんのこと、全国各地から沖縄を訪れる人々の決済ニーズに幅広く対応していきたいとしている。

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