「TULLY’S CARD」を利用する“タリーズファン”は順調に増加

2014年10月10日8:00

Cashless, Speedy, Smart +Value!
「TULLY’S CARD」を利用する“タリーズファン”は順調に増加
季節限定デザインカードも好評

タリーズコーヒージャパンが発行する「TULLY’S CARD(タリーズカード)」※1は、タリーズコーヒー全店※2で利用可能なチャージ式プリペイドカード(発行費用/年会費無料)。TULLY’S CARDを利用すれば、キャッシュレスで支払いができ、そのうえドリンク1杯につき10円引き※3となる。また、季節に応じたデザインカードの発行やWEB会員サービス「CLUB TULLY’S」との連動により、“タリーズファン”を獲得するためのカードとして活用されている。

※1 カード発行元:三井住友カード株式会社  カード販売元:タリーズコーヒージャパン株式会社
※2 一部利用できない店舗があります
※3 ペットボトル飲料等一部商品を除く

紙のドリンクチケットを「TULLY’S CARD」に切り替え
1,000円単位で2万円まで入金可能

「TULLY’S CARD(タリーズカード)」は、2011年11月2日に発行を開始した。同社ではそれまで紙のドリンクポイントカードを発行していたが、「お客様目線で考えたとき、もっと便利で、使いやすく、少しでも経済的メリットが感じられるサービスが望ましいと考えました。そこで、ドリンクチケットをプリペイドカードに切り替えてサービスを拡充することを決め、『TULLY’S CARD』を発行することにしました」と、タリーズコーヒージャパン マーケティング本部 マーケティング第一グループ チームリーダー 樋笠圭氏は説明する。TULLY’S CARDの発行に伴い、ドリンクポイントカードの発行は終了した。

1杯につきいつでも10円引きで購入できる「TULLY'S CARD(タリーズカード)」
1杯につきいつでも10円引きで購入できる「TULLY’S CARD(タリーズカード)」

タリーズコーヒーでは、コーヒー豆を購入した顧客にスタンプを押す「ビーンズポイントカード」、キャンペーンでのドリンクチケットの配布は行っているが、中心となるサービスは「TULLY’S CARD」に切り替え、顧客へのサービスを充実させている。

顧客が「TULLY’S CARD」を利用してドリンクを注文した場合、1杯につきいつでも10円引きで購入できる。樋笠氏は、「『TULLY’S CARD』の利用情報をもとに、顧客の性別、年代や利用頻度等を分析することで、新商品の開発や効果的なキャンペーンの企画につなげていきたい」と話す。

チャージ金額は1,000円単位で、1,000円以上2万円まで任意に選ぶことができる。タリーズコーヒーの主力商品となるドリンク類の販売価格は300円~500円(税込)が中心であり、一度だけではなく繰り返し利用してもらうこと、使いやすく、現実的であるという視点からこの設定になったそうだ。

また、有効期限については、1年では短すぎて使いづらく、5年以上になると期限設定として長すぎると考え、2年間に設定している。樋笠氏は、「当社のサービス、商品そのものを気にいっていただき、少しでもお得に、便利に『TULLY’S CARD』をご利用いただきたいです」と笑顔を見せる。

夏、冬、春に数量限定で、“季節限定デザインカード”を発行
専用のギフトケースも用意

利用促進については、年に1~2回程度、3,000円チャージ毎にドリンクチケット(ショートサイズのドリンク1杯無料)をプレゼントするキャンペーンを実施。

季節限定カードも人気。タリーズカード2013ホリデー限定(上)、タリーズカード2014サマー限定(左下)、タリーズカード2014スプリング(右下)
季節限定デザインカードも人気。タリーズカード2013ホリデー限定(上)、タリーズカード2014サマー限定(左下)、タリーズカード2014スプリング(右下)

カードを活用したプロモーションとしては、レギュラーデザインカードのほかに、夏、冬、春に数量限定で、“季節限定デザインカード”を発行している。夏は花火、冬はクリスマスといったように、季節の風物詩をモチーフにしたデザインが中心で、「お客様がカードを持つきっかけになっている」(樋笠氏)という。また、カードをコレクションしている人もいるそうだ。

他にも、伊藤園の販売する『TULLY’S COFFEE』ブランドのプレゼントキャンペーンでは、店舗では手に入らないオリジナルデザインカードも企画しており、お客様からの人気も非常に高いようだ。タリーズカードによって、伊藤園グループのシナジーも生まれている。

自己利用だけではなく、ギフト需要にも対応できるように、TULLY’S CARD専用のギフトケースを用意している。このギフトケースは、店頭で言えば無償でもらえるとのこと。形状にもこだわっており、封筒型ではなく、風呂敷のように包み込む形にしているそうだ。

サービス開始から約3年が経過したが、カードの総発行枚数は、当初の計画を大きく上回っているという。また、「利用率も想定以上に推移しており、お客様から一定の支持をいただけている」と樋笠氏は微笑む。

特にチャージキャンペーンや限定デザインカードの発行時に、チャージ金額や発行枚数ともに大きく伸びるそうだが、「今まで月に一度しかご利用いただけていなかったお客様が、2回、3回・・・となるのが本当の意味での成果だと思います。全体の客数からみればまだまだタリーズカード・ユーザー数は伸びると考えています」と樋笠氏は課題を口にする。

「CLUB TULLY’S」に10枚までカード登録可能
カード間の残高移行など、プラスαのサービス強化でファン作りを強化

『TULLY’S CARD』のさらなる利便性向上に向け、2013年4月から、Web会員サービス「CLUB TULLY’S」をスタートしました。同サービスはTULLY’S CARD利用者以外でも無料で登録できるが、カード利用者はさらにお得なメリットがある。前述のように、季節ごとのデザインカードをコレクションする人もいるが、店舗での会計時は1枚のカードしか利用できないため、残高が不足する場合には追加でチャージする必要がある。TULLY’S CARD利用者は「CLUB TULLY’S」に10枚までカードを登録でき、2013年7月からは登録したカード間で残高を移行できるようにした。また、少しでも簡単にサービスを利用してもらうため、Facebookと連携しての登録が可能となっている。

タリーズコーヒージャパン マーケティング本部 マーケティング第一グループ チームリーダー 樋笠圭氏
タリーズコーヒージャパン マーケティング本部 マーケティング第一グループ チームリーダー 樋笠圭氏

その他にも、CLUB TULLY’S初回登録時に「サンクスドリンクチケット」プレゼント※4や、2名以上で利用できる「電子インビテーションチケット」を会員全員に配信したり、特定の商品を購入すると抽選で「1,000円チャージ」が当たるキャンペーンを実施するなど、さまざまな企画/サービスを不定期に実施している。

なお、「TULLY’S CARD」のASPサービスはカード会社の三井住友カードが行っている。樋笠氏は、「三井住友カードはクレジットカードやギフト券、オリジナルのプリペイドカードを提供されていますので、相互に送客できるという点では頼もしいパートナーであると考えています。継続して一緒にファンづくりをしていくことや、サポート面なども含め、協力していただいています」と説明する。

今後の機能拡張についても検討している。現在、他の飲食・カフェチェーンでは、クレジットカードを利用したWebからの入金、マイクロギフトなどSNSとの連動サービスも活発化している。タリーズコーヒーの顧客層は20代後半から40代が中心だが、「最終的にはお客様が使いやすく、メリットを感じていただける機能であれば、追加を検討していきたい」と樋笠氏は話す。

具体的な目標は非公表だが、「個人的には、2-3年後には現状の2~2.5倍の会員数にすることが目標です。利便性を高め、もっと魅力のあるカードにすることで、より多くのお客様に“タリーズファン”になっていただきたいと考えています」と力強く語った。

⇒⇒特集トップへ

関連記事

ペイメントニュース最新情報

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)
現金とキャッシュレスの売上をリアルタイムに確認可能なIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(飛天ジャパン)

BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP