bF社と提携し、ビットコインによる決済サービス開始(GMOペイメントゲートウェイ)

2014年11月17日8:00

bF社と提携し、ビットコインによる決済サービス開始
即時決済、安心・安全なサービスの提供により国内での浸透を目指す

GMOペイメントゲートウェイは、ビットコインのプラットフォームを運営するbitFlyer(bF社)に出資し、2014年11月17日より日本の決済事業者として初めてとなるビットコインによる決済サービスの提供を開始する。同サービスでは、GMO-PGの信頼性と厳しい審査基準による安心・安全な決済に加え、10分程度要するビットコインの取引・支払・送金等の承認にかかる時間を短縮し、即時決済を実現している。

取引・支払・送金等の承認に10分程度必要な課題を解決
bF社のプラットフォーム上での即時決済を実現

ビットコインは、インターネット上で流通している仮想通貨の1つで、銀行などを介さずにP2P(peer to peer)で取引が可能だ。全世界のビットコイン市場においては、ビットコインの取引に必要なウォレット(電子財布)の数が2013年6月から2014年6月までの1年間で7倍増の532万ウォレットとなり、2014年末には800万ウォレットに達することが見込まれるなど、拡大を続けており、法人の採用も広がっている。

GMO-PGが提供する「ビットコイン決済」のフローイメージ
GMO-PGが提供する「ビットコイン決済」のフローイメージ

GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)では、今後は仮想通貨を利用した決済が国内でも普及する可能性があると考え、新しい決済サービスや技術をリサーチする「新領域促進グループ」において2013年から研究を進めており、今回ビットコイン決済の提供が実現した。

ビットコイン決済を日本の加盟店や消費者向けに提供する際、同社では2つの課題があると考えた。まず、ビットコインをECサイトやコンテンツ事業者のサービスとして展開する際、マイニングにより取引・支払・送金等の承認に10分程度要するため、即時決済ができないという点だ。

通常、利用者がビットコインを利用して決済を行うには、ウォレットを作成し、「取引所」「販売所」で通貨をビットコインに交換して、ビットコインをウォレットに入れる必要がある。取引の際は、各ウォレットより送金および入金等を行うが、ビットコインの取引はマイニングにより取引・支払・送金が10分ごとに記録され、成立するため、即時決済が難しい。

今回、ビットコインプラットフォームを提供するbF社と資本業務提携することで、bF社のプラットフォーム上での即時決済を実現。これにより、「加盟店やお客様のリスクのない取引が実現しました」とGMOペイメントゲートウェイ 企業価値創造企画室 新領域促進グループ是友貴之氏は説明する。

安全性の確保から審査基準は厳しく設定
安心・安全なビットコイン決済環境を提供

GMOペイメントゲートウェイ 企業価値創造企画室 新領域促進グループ是友貴之氏
GMOペイメントゲートウェイ 企業価値創造企画室 新領域促進グループ是友貴之氏

また、もう1つの課題として、銀行などの仲介機関を介さないため、実態のないビットコインでの決済に不安・懸念を持つ加盟店や消費者も多くなると考えられる。是友氏は、「ビットコインについては、業界の基準自体ができていませんので、まずは信頼づくりが必要であると考え、自主規制をかけさせていただいて審査基準を厳しめにしています」と安全性を重視したサービスであることを強調した。GMO-PGでは、ビットコインに対する信頼感が高まれば、自ずと採用企業は増えていくと想定している。今回のサービスは、あくまでも直近の収益を意識したものではなく、加盟店に信頼して利用してもらうための啓蒙に近いサービスとなるそうだ。また、将来的にはビットコインなど、仮想通貨の規制がかかる可能性があるが、「仮に厳しい規制になっても対応できるようにしていく」方針だ。

安心・安全なビットコイン決済環境を提供するため、GMO-PGは、セキュリティ対策に厳しく、日本最大のビットコイン法人で、一般社団法人日本価値記録取扱事業者協会(JADA)の代表理事でもあるbF社と業務提携したという。

加盟店のターゲットとしては、30~40代のユーザーを抱えるサイトを中心に、仮想通貨に対しリテラシーの高いサービスが対象となる。また、決済金額は小額から3,000円程度が中心となると想定している。

将来的には越境取引の展開も視野に
中長期的なサービスを想定

そのほか、ビットコインの取引は需要と供給により相場変動が生じるが、GMO-PGが提供する「ビットコイン決済」は加盟店の相場変動のリスクを回避するオプション(無料)を用意しており、手数料は変わらないそうだ。

将来的には越境取引に有効活用できる可能性もある。現状のサービスは、bF社アカウントを取得したユーザーのみに限定しているが、安全性が担保された際には海外でも利用できるようにしていきたいという。

現状、売上目標は設定していないが、「例えば米国の場合、1日1億円のビットコイン決済を処理する決済会社もありますので、日本が10分の1の市場規模と仮定すれば1,000万円程度までは行くと思います。特に、最初の1年間はユーザーや加盟店に説明して、ビットコインの理解を深めていただきたいと考えています」と是友氏は慎重だ。ただ、長い目で見れば収益を確保できる可能性があるため、GMOペイメントゲートウェイでも国内でいち早くサービスを提供した強みを生かし、仮想通貨の知見を深めてきたいとしている。

企業名 所在地 HP MAIL
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-14-6
渋谷ヒューマックスビル
[TEL] 03-3464-2323 [FAX] 03-3464-2477
HP
メール
サービス概要
GMO-PGは、ネットショップや SNS・スマートフォン上で展開するコンテンツなどの非対面販売型の事業者、NHKなど月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など4万店舗以上(GMOペイメントゲートウェイグループ2013年3月現在)の加盟店に、クレジットカードをはじめとする決済処理サービスを提供しております。消費者と事業者にとって安全性が高く便利な決済を実現し、日本の決済プロセスのインフラになることを目指しております。決済業界のリーディングカンパニーとしてイノベーションを牽引し、日本のEC化率の向上に貢献いたします。

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