ミームコインとは、ネットミームやパロディをモチーフにした暗号資産(仮想通貨)の総称です。
話題性が高く価格変動が大きいため、購入したい暗号資産初心者も多くいます。
しかし、「買い方が分からない」「どうやって探せばいいか分からない」とミームコインの運用に迷うケースも。
本記事では、以下の内容でミームコインの買い方や探し方を紹介します。
- ミームコインの買い方と特徴
- ミームコインが買える国内取引所
- 海外取引所やDEXでミームコインを買う方法
- ミームコインの探し方
- ミームコイン取引の注意点
ミームコインは国内取引所でも購入できます。
海外取引所を利用すればより多くの銘柄から選べるものの、暗号資産取引に関する知識や経験が必要です。
ミームコインの買い方から注意点まで分かりやすく解説しているので、暗号資産での資産運用に生かしましょう。
ミームコインの買い方は主に3通り!初心者は国内取引所から始めるのがおすすめ
ミームコインの買い方は主に3通りあり、日本円で直接購入できる国内取引所は最も初心者向けです。
- 国内取引所
- 海外取引所
- 分散型取引所(DEX)
国内取引所は金融庁から許可を受けて営業しており、セキュリティや資産保護について一定の基準を満たしています。
日本語で取引できるので、英語力がなくても海外で人気のミームコインを購入できます。
海外取引所や分散型取引所(DEX)はいずれも海外サイトで、分散型取引所ではユーザー同士が直接取引を行います。
海外で取引をすると、購入できるミームコインの銘柄が多いのが特徴。
ただし、海外の暗号資産取引所は金融庁管轄外のため、個人情報や資産の流出があってもすべて自己責任です。
ミームコインを購入する3通りの方法の特徴は以下の通り。
買える場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
国内取引所 | ・法律のもと運営している点で安全性は高い ・日本円で直接ミームコインが購入できる ・トラブル時、迅速な対応が期待できる |
・取り扱うミームコインの銘柄数は少ない |
海外取引所 | ・ミームコインの取扱銘柄数が多い ・日本語対応の取引所もある |
・円で直接購入できず送金が必要 ・トラブル時、外国語で対応する必要がある |
分散型取引所(DEX) | ・ミームコインの取扱銘柄数が多い・口座開設不要 | ・円で直接購入できずウォレットが必要 ・詐欺コインが多い ・専門知識が必要 ・管理者がおらず、トラブル対応はすべて自己責任 |
国内取引所では、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)と同じ買い方でミームコイン取引が可能です。
詐欺コインが紛れ込む心配はなく、初心者で知識が少なくてもトラブルリスクを最小限に抑えられます。
海外の取引所でミームコインを購入するときは、日本円から他の暗号資産に交換が必要です。
ある程度の専門知識がないと詐欺コインへの投資や、トラブル対応できず資産を失うリスクもあります。
暗号資産取引に慣れないうちは、国内取引所でミームコインを取引しましょう。
億り人も出現しているミームコインとはどのような暗号資産?
ミームコインは、購入するだけで億単位稼いだ「億り人」が出現したことで注目を集める暗号資産です。
ミームコインは名前の通りジョークやユーモアをモチーフにして生まれた暗号資産で、現在は多種多様な銘柄がリリースされています。
暗号資産のデータサイト「CoinMarketCap」によると、ミームコインとして登録されている銘柄は3,000件以上です。
話題性だけでなく、コインのロゴデザインや名称も楽しめるものが多いので、楽しみながら投資できる点も評価されています。
ミームコインの値動きの特徴
ミームコインは実用性を重視されておらず、価格が乱高下しやすいです。
特にリリース直後の値動きは大きい傾向で、一気に跳ね上がった後で急降下するケースも少なくありません。
例えば、2025年1月にリリースされて話題になったアメリカのトランプ大統領公式暗号資産「トランプコイン」の値動きは以下の通りです。
ミームコインは、値動きの激しさから投機的な取引の対象となるケースが多いです。
短期間で利益を得たい人は、ミームコインへの投資を検討しましょう。
代表的なミームコイン
実用性のないミームコインが大半を占める中で、一定の需要を得て成長した代表的な銘柄は以下の通りです。
銘柄名 | 特徴 |
---|---|
ドージコイン(DOGE) | ・2013年リリース ・ネットミームで有名な柴犬がシンボル ・イーロン・マスク氏の言及がきっかけで価格が急騰 |
シバイヌ(SHIB) | ・2020年リリース ・低迷と急騰・急落を繰り返している |
モナコイン(MONA) | ・アスキーアート「モナー」がシンボル ・日本初のミームコインで、日本人利用者が多い ・SNSでの投げ銭にも利用されている |
ペペコイン(PEPE) | ・2023年にリリース ・2024年に価格が急騰して注目を集めた |
BONK | ・2023年リリース ・複数のブロックチェーン上で動作する |
FLOKI | ・柴犬好きのコミュニティにより開発されたミームコイン ・NFTメタバースゲームのヴァルハラ内で利用できる |
上記のうち、日本でも購入できるドージコインの値動きは以下の通りです。
ドージコインは、2013年のリリース後は長年ほぼ価値のない状態が続き、1DOGE=0.2円~0.3円で推移していました。
しかし、2021年になり価格が急騰、一時1DOGE=約69円まで値上がりして多数の億り人が誕生。
その後の価格は乱高下を繰り返しており、購入や売却のタイミングを図るのは難しいと分かります。
購入を検討している人は、情報収集やチャートの分析を徹底して慎重に投資判断を行いましょう。
メジャーなミームコインは日本円で直接取引可能
メジャーなミームコインは国内取引所で取り扱いがあり、日本円で直接購入できます。
2025年2月現在、国内取引所で購入できるミームコインは以下の4種類です。
- ドージコイン(DOGE)
- シバイヌ(SHIB)
- モナコイン(MONA)
- ペペコイン(PEPE)
日本円で購入できると、一旦他の暗号資産に交換したり海外口座に送金したりする手間がなく手数料も最小限です。
未上場の新しいミームコインは、海外取引所やDEXでしか購入できません。
新しいほうが利益を出しやすそうなイメージがあるものの、価格の急騰が一瞬で売るタイミングを逃すケースもあります。
初心者は国内取引所での取引から始めましょう。
ミームコインが買えるおすすめ国内取引所4選
ミームコインが購入できる、おすすめの国内取引所を4つ厳選しました。
- コインチェック
- bitFlyer
- SBI VCトレード
- ビットバンク
ミームコインに限らず、メジャーな暗号資産もワンコイン程度の少額から取引できます。
いずれの取引所も取り扱い銘柄数が多いため、チャートからトレンドを読み将来性を分析して取引銘柄を決めましょう。
取引所名 | 特徴 | 取り扱いがあるミームコイン |
---|---|---|
コインチェック | サービスが多彩で、積立やIEO、NFTも取り扱いがある | DOGE SHIB MONA |
bitFlyer | 全35種類以上の銘柄を扱い、100円から購入できる | DOGE SHIB MONA PEPE |
SBI VCトレード | 日本円の入出金や送金の手数料が無料 | DOGE SHIB |
ビットバンク | 70種類以上のテクニカル分析ができるチャートを利用できる | DOGE MONA |
よりリスクを低減したい人は、定期的に積立購入できる取引所が向いています。
コインチェックでは、毎月1回購入と毎日購入の2タイプから選択可能です。
新規リリースの暗号資産取引を行いたいときは、仮想通貨版のIPOとも言えるIEOの有無も確認しましょう。
IEOは上場前の新規銘柄を購入できるサービスです。
取引所の審査を通過した銘柄のみが販売され、申込後は抽選で購入できるかが決まります。
コインチェックはドージコインやシバイヌを日本円で購入可能
項目 | 詳細 |
---|---|
取扱銘柄数 | 31種類 |
ミームコインの種類 | DOGE SHIB MONA |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) |
最小購入単位※DOGEの場合 | 1DOGE以上かつ 500円以上 |
主な取り扱いサービス | 積立 NFT IEO ステーキング 貸し暗号資産 |
- 初心者で投資経験が少ない人でも操作しやすいアプリ
- ミームコインも積立購入できてリスクを分散できる
- IEOの取り扱いがあり新しい銘柄に投資できるチャンスがある
コインチェックでは、ドージコインやシバイヌといったミームコイン3種類を日本円で購入できます。
アプリは暗号資産初心者でも取引しやすいよう、直感的に操作できて難しい専門用語も少ない仕様です。
リスクを抑えて長期運用できるよう、サービスが整っているのもコインチェックの特徴。
ミームコイン3種類も対象となる積立購入は、以下2つのパターンから自分に合ったスタイルが選べます。
- 1日300円から積立できる「毎日つみたてプラン」
- ひと月1万円から積立する「月イチつみたてプラン」
自動購入となるため、タイミングを図る必要がなく感情に左右されずに資産運用ができます。
時間を分散して暗号資産を購入すると、価格が上がったときに集中して購入するリスクを軽減可能です。
価格が下がったタイミングでも暗号資産を購入でき、平均化します。
新規銘柄の暗号資産に挑戦したい人は、IEOの募集状況もこまめに確認しましょう。
上場前に新規銘柄を購入できれば、上場後の価格上昇によって利益を上げられる可能性が高いです。
「資産運用初心者で専門用語は苦手」「とりあえず暗号資産を始めてみたい」といった人は、コインチェックで口座開設しましょう。
bitFlyerはペペコインの取り扱いがある数少ない国内取引所
項目 | 詳細 |
---|---|
取扱銘柄数 | 38種類 |
ミームコインの種類 | DOGE SHIB MONA PEPE |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) レバレッジ取引(最大2倍) |
最小購入単位 ※DOGEの場合 |
0.01DOGEかつ1円以上 |
主な取り扱いサービス | bitFlyer Lightning(上級者向け取引ツール) 積立 貸し暗号資産 |
- 4種類のミームコインに加え、ステーブルコインも複数取り扱う
- 1円から暗号資産が購入できるからお試しで挑戦しやすい
- 上級者向け注文ツールも用意
bitFlyerでは、まだ日本では取り扱いが少ないミームコイン「ペペ(PEPE)」も購入可能です。
ミームコイン4種類のほか、金や銀の価格と連動を目指したステーブルコインも取り扱っています。
- ダイ
- ジパングコイン
- ジパングコインシルバー
- ジパングコインプラチナ
ステーブルコインは、ミームコインと比べて価格変動が緩やかな傾向にあり、価値の急落が心配な人でも挑戦しやすいです。
bitFlyerは、暗号資産取引に慣れた人でも満足できる上級者向け取引ツールも用意。
レバレッジ取引も可能で、より積極的な暗号資産の運用ができます。
レバレッジ取引は保証金を預けて、手持ちの金額より高額の取引をする方法です。
bitFlyerでは最大2倍のレバレッジがかけられ、例えば5万円を保証金にすると10万円までの取引ができます。
手持ちの資金が少なくても、大きなリターンを狙いやすいです。
「少ない資金でハイリターンを狙いたい」「効率的に資産運用したい」といった人にぴったり。
ただし損失が出たときも金額が大きくなるので、初心者には向きません。
ミームコインを始めとしてん、様々な銘柄に挑戦して経験を積みたい人はbitFlyerを選びましょう。
SBI VCトレードはミームコインでレンディングサービスが利用できる
項目 | 詳細 |
---|---|
取扱銘柄数 | 24種類 |
ミームコインの種類 | DOGESHIB |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) レバレッジ取引 |
最小購入単位 ※DOGEの場合 |
1DOGE |
主な取り扱いサービス | 積立 レンディング ステーキング NFT |
- 送金手数料が無料だから複数口座での取引で費用が抑えられる
- 資産を保有するだけで報酬を受け取れるステーキング対象銘柄数が13種類もある
- 多くの金融事業を手がけるSBIグループ100%子会社
SBI VCトレードでは、2種類のミームコインを含む24銘柄でレンディングサービスが利用できます。
レンディングサービスとは、保有している暗号資産を貸し出して利用手数料を得る仕組みです。
長期間保有する予定なら、少しでも資産を増やせる可能性があるレンディングサービスの利用を検討しましょう。
ミームコインは対象外となるものの、SBI VCトレードが指定する暗号資産を保有しているだけで報酬がもらえる、ステーキングサービスも提供しています。
特別な手続きなしに報酬が受け取れるので、手間をかけずに資産を増やしたい人にぴったり。
ステーキングサービスを利用したい人は、イーサリアムやポルカドットなど対象の通貨を保有しましょう。
海外取引所でミームコインを購入するときに使うケースがある、ソラナ(SOL)もステーキングの対象です。
SBI VCトレードでは外部ウォレットへの送金手数料が無料のため、複数の取引所を利用したい人も口座を開設して活用しましょう。
ビットバンクはミームコインを含め約40種類の銘柄を取り扱う
項目 | 詳細 |
---|---|
取扱銘柄数 | 41種類 |
ミームコインの種類 | DOGE MONA |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) レバレッジ取引 |
最小購入単位 ※DOGEの場合 |
0.0001DOGE |
主な取り扱いサービス | レンディング TradingView(取引ツール) |
- 最短1分で口座開設手続きが完了する
- 70種類以上のテクニカル分析ができる上級者向けツールがある
- 取引量が特に多い利用者は優遇プログラムが用意されている
ビットバンクは、ミームコインも含めて取扱銘柄数が40種類以上と豊富です。
トロン(TRX)やサイバーコネクト(CYBER)といった、取り扱っている国内取引所が少ない銘柄も購入できます。
暗号資産取引を始めたいと思ったときに、最短1分で本人確認が完了するスピーディーさもメリットの1つ。
写真撮影も必要なく、運転免許証やマイナンバーカードのICチップを読み込むだけで手続きが終わります。
詳細なテクニカル分析ができるツールや大口トレーダー向けの優遇プログラムを用意しており、上級者も満足できる取引所です。
ミームコインのDOGEやMONAに興味がある、珍しい暗号資産を購入したいといった人は、ビットバンクで口座を開設しましょう。
海外取引所のメリットやミームコインの買い方を解説
海外の取引所は、国内取引所にはないミームコインを多数取り扱っているのが最大のメリットです。
- 取扱銘柄数や取引量が多い
- 国内取引所よりも高いレバレッジで取引できる
- 手数料が安いケースもある
ミームコインに限らず取扱銘柄数が多い一方で、信用度や安全性が低い銘柄も紛れている可能性があります。
国内取引所で金融庁により2倍までと制限されているレバレッジは、100倍まで引き上げられるケースも。
スプレッドが狭く手数料を抑えられますが、日本円で直接買えず送金も必要なため必ずしもコストが低いとは限りません。
海外取引所は金融庁の管轄外となるため、万が一のトラブルがあってもすべて自己責任です。
メリットよりもデメリットが多い傾向のため、利用は慎重に検討しましょう。
ミームコインが購入できる海外取引所は2種類ある
海外取引所は中央集権型(CEX)と分散型取引所(DEX)の2種類があり、それぞれで購入方法が異なります。
取引所のタイプ | 特徴 |
---|---|
中央集権型(CEX) | ・口座開設が必要 ・日本の国内取引所の海外版 |
分散型取引所(DEX) | ・口座開設不要 ・管理者がおらず、利用者同士で取引を行う ・暗号資産を上場させる審査がないため詐欺コインも紛れやすい |
中央集権型(CEX)は管理する運営会社があり、口座開設も必要です。
日本語に対応していない取引所が多い中、Bybit(バイビット)は日本語でサポートも受けられます。
分散型取引所(DEX)は取扱銘柄数が多いものの、暗号資産に関する専門知識が必要で初心者向きではありません。
知識がないまま取引を始めると、詐欺コインを購入したりトラブルで資金を失ったりするリスクも。
以下でそれぞれの使い方を説明するので、海外取引所に興味のある人は参考にして、取引を始めるか検討しましょう。
Bybit(バイビット)は日本未上場のミームコインも取り扱っている
中央集権型(CEX)の海外取引所Bybit(バイビット)では、日本未上場のミームコインも多数取り扱っています。
項目 | 詳細 |
---|---|
取扱銘柄数 | 1,736種類※ |
取引の種類 | 現物取引 レバレッジ取引(最大100倍) |
※2025年2月11日時点
取扱銘柄数は1,700種類を超え、新規上場銘柄も日々更新されています。
話題性の高いミームコインも多数扱っており、今話題のトランプコインも取引可能です。
Bybitでは日本円で暗号資産を直接購入できないため、以下の手順で取引の準備を行いましょう。
本記事では、ぺぺ(PEPE)の購入を想定して手順を紹介します。
- 国内取引所でビットコイン(BTC)を購入
- Bybitで口座開設、購入したBTCを送金
- BybitでBTCをテザー(USDT)に交換
- USDTでペペ(PEPE)を購入
多くのミームコインでは、購入できる通貨ペアがテザー(USDT)に限られます。
通貨ペアとは取引する2種類の暗号資産の組み合わせ。
USDTは国内取引所で取り扱いがないため、まずはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の購入が必要です。
国内取引所で購入した暗号資産をBybitの口座に送金後、USDTに交換するとミームコインが購入できます。
ミームコインの種類によっては、暗号資産の交換を複数挟むケースが少なくありません。
日本円にするときも逆の手順が必要なため、それぞれの通貨を交換するタイミングも市場トレンドを見て判断する必要があります。
ミームコインで利益が出ても、ビットコインやイーサリアムに交換する際に損失が出ると最終的に損をするケースも。
投資判断を迫られるシーンが多いため、暗号資産取引に慣れてから利用を検討しましょう。
分散型取引所(DEX)は暗号資産取引に慣れてからチャレンジ
分散型取引所(DEX)は、暗号資産に関する専門知識と最低限の英語を理解できる必要があります。
国内取引所で暗号資産の扱いに十分慣れ、チャートの読み方も理解できたらチャレンジしましょう。
DEXでミームコインを購入するときの、大まかな流れは以下の通りです。
- 国内取引所で暗号資産を購入する
- 暗号資産を保管するウォレットを作成
- ウォレットに購入した暗号資産を送金
- DEXとウォレットを接続
- DEX内で暗号資産取引を行う
日本円で直接取引はできないため、最初に国内取引所で暗号資産を購入します。
DEXで取引するには、購入した暗号資産を保管するウォレットの準備も必要です。
スマホアプリやパソコンにインストールするものなど様々なタイプがあるため、必ずセキュリティが強固なウォレットを選びましょう。
取引したいDEXやミームコインによって、必要な暗号資産の銘柄が異なります。
例えば、利用者が多い分散型取引所Uniswap(ユニスワップ)では、イーサリアム(ETH)の購入が必要です。
ビットコイン(BTC)を購入しても、ユニスワップで利用できません。
DEXとウォレットを接続したら、投資したいミームコインを選んで暗号資産取引を始めましょう。
海外取引所を選ぶときは取扱銘柄数よりも安全性を重視する
海外取引所でミームコインを購入したいときは、何よりWebサイトやサービスの安全性を重視しましょう。
中央集権型(CEX)で口座開設するときは、コールドウォレットやマルチシグは必須条件です。
コールドウォレットは、オフライン環境に資産の保管場所があるためハッキングや不正流出に逢いにくい傾向。
マルチシグは、複数の秘密鍵を作成して分散管理する方法です。
万が一秘密鍵の1つが破られても、他の鍵もすべて破らなければ情報漏洩は起きません。
DEXは詐欺コインが紛れやすいため、取扱銘柄数の多さだけで選ぶとリスクが高まります。
ハッキングにより資産が流出する恐れもあり、万が一トラブルがあっても誰のサポートも受けられません。
より安全性を重視するなら、金融庁の規制が厳しい国内取引所を利用しましょう。
リスク対策もできるミームコインの探し方
新しいミームコインに投資したいときは、最新情報の収集や銘柄の分析が必須です。
新規銘柄や未上場のミームコインは海外取引所でしか扱いがないため、資産や個人情報が流出しないようリスク対策も行いましょう。
以下3つのポイントを押さえると詐欺コイン被害に遭いにくく、投資銘柄を絞りやすいです。
- マーケット情報やニュースで最新情報を仕入れる
- SNSで最新トレンドを調査
- 暗号資産銘柄の保有率や流動性を分析する
ミームコインは、価値がほとんどない銘柄も少なくありません。
信頼できる情報源か見極め、常に新しい情報を仕入れるのが大事です。
SNS上では、暗号資産の値動きやトレンドに対して影響力が強い人の発言を確認しましょう。
投資対象として適しているか、ミームコインそのものの分析も必須です。
上場予定のミームコインは最新のマーケット情報を逐一確認
上場予定のミームコインを購入したいときは、信頼できる最新のマーケット情報を確認しましょう。
- 取引所が提供するマーケット情報やコラム
- 暗号資産ニュースの専門サイト
例えば、海外取引所のBybit(バイビット)ではミームコインに関する情報に絞ってニュース記事が確認できます。
Bybitは新規上場銘柄の通貨ペアだけを表示して、チャートや取引履歴が閲覧可能です。
暗号資産全体の最新ニュースなら、CoinpostやCoinDesk JAPANといったサイトを確認しましょう。
専門ではない情報サイトは古い内容もあり、リリース時期やトレンドで価格が大きく変わるミームコインの情報収集には向きません。
SNSだけで情報を集めると、「必ず儲かる」「絶対に値上がりする」といった詐欺目的の投稿も目に入ってきやすいです。
ミームコインだけの情報を集めるのではなく、暗号資産市場全体のトレンド情報も把握しましょう。
SNSで最新トレンドや影響力が強い人物の発信を調査する
SNSでは、暗号資産に対して影響力が強い人物の発言を注視しましょう。
イーロン・マスク氏やアメリカのトランプ大統領は、発言や行動1つで暗号資産市場のトレンドに大きな影響を及ぼす可能性があります。
例えば、2025年2月11日にイーロン・マスク氏はXでの名前をHarry Bōlzに変更しました。
これを受けて、今までほとんど取引がされなかった暗号資産銘柄「HARRYBOLZ」の価格が大きく変化しています。
暗号資産の値動きは急激なため、即行動に移しても購入するタイミングで急騰から急落に転じる可能性があります。
情報を得たら、今購入するべきか冷静に投資判断を行いましょう。
リスクを下げるには保有率や流動性の分析が必須
できるだけリスクを下げてミームコインを買いたい人は、銘柄の保有率や流動性を分析しましょう。
保有率や流動性は、Coinmarketcapで気になる銘柄を選択すると確認できます。
特定の人物や企業の保有率が極端に高い銘柄は、該当する人物が売り抜けると価格が暴落するリスクもあります。
売り抜けは暗号資産の価格が下がる前にすべて売却する行為で、売り抜けがあると暗号資産の価格が下がる傾向です。
流動性は取引量の多さを示すもので、高いほど売買が活発に行われていると判断可能。
ミームコインは誰でも発行できるため、銘柄によってはリリースされても取引が行われず消滅する恐れもあります。
流動性が低く無価値なミームコインは、急騰すれば資産は大きく増やせますがリスクは大きいです。
流動性を判断する際は、暗号資産の価格変動をチェックしましょう。
取引の少ない暗号資産は、価格がほとんど変動しません。
DEXでは大量のミームコインがリリースされているため、安易に飛びつくと詐欺コインに引っ掛かる可能性があります。
銘柄選びに不安がある人は、日本の取引所でも上場しているドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)といった銘柄を検討しましょう。
ミームコイン取引をするときの注意点
ミームコインを始めとした暗号資産は、以下のリスクを承知の上で取引しましょう。
- 資産価値が下がっていく可能性もある
- 詐欺コイン被害は自己責任
- セキュリティが甘いと資産を失う
ミームコインは、発行枚数の増加やトレンドの変化により資産価値が下がったまま戻らない可能性もあります。
海外取引所で詐欺コインを購入すると、どれだけ損失が大きくても自己責任です。
セキュリティ面では、取引所やウォレット選びはもちろん自身の行動が原因で資産が流出する恐れもあります。
取引開始前に注意点を確認し、できる限りリスクを避けてミームコインを購入しましょう。
発行枚数が増えすぎて価値が下がっていく可能性がある
ミームコインは発行枚数が無制限に設定されているケースもあり、増えすぎると1通貨単位あたりの価値は下がる傾向です。
取引量が増加しても通貨の価値に元本保証はありません。
発行枚数により価値が下がるのを防ぎたい人は、以下の暗号資産を選びましょう。
- 発行枚数の上限が設定されている
- デフレ型通貨(デフレメカニズム)
発行枚数の上限が設定されていれば、増えすぎによる価格下落は抑えやすいです。
デフレ型通貨(デフレメカニズム)は、取引のたびにバーン(コインの一部を燃やす)して総供給量を減らします。
ミームコインのうち、日本でも購入できるペペ(PEPE)はデフレ型通貨です。
値下がりの原因は発行枚数だけではないため、市場トレンドや銘柄の特徴を分析して投資先を選びましょう。
詐欺目的のミームコインを購入しても補償は受けられない
海外取引所で詐欺コインを購入しても、日本の法律が及ばないため補償は受けられません。
ミームコインは数が多く一見しただけで詐欺と見抜くのは難しいため、専門知識がないうちは国内取引所を利用しましょう。
近年、SNSでは有名人のアカウントが乗っ取られて詐欺コインの宣伝に使われるケースもあります。
暗号資産に必ず儲かる銘柄はなく、特に海外取引所の利用はリスクが大きいです。
有名人のアカウントであっても、発言内容や公式サイトを見て少しでも不自然さを感じたら購入を見送りましょう。
セキュリティ面が甘い取引所を選ぶと資産を失う可能性がある
セキュリティが甘い海外取引所を選ぶと、ハッキング被害で資産を失う可能性があります。
海外取引所で口座を開設するときは、コールドウォレットに対応しているか確認しましょう。
有名取引所に似せた偽サイトがあったり、SNSでリンクを貼ってフィッシングサイトに誘導されたりするケースもあります。
ウォレットの情報やクレジットカードの情報が盗まれる可能性もあるため、URLが怪しくないか確認してから情報を入力しましょう。