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クレジットカード「TABETEカード」発行、食品ロス削減が可能に(オリコ)

2024年7月9日16:07

オリエントコーポレーション(オリコ)は、食品ロス削減サービス「TABETE(タベテ)」を運営するコークッキングと提携したクレジットカード「TABETEカード」の発行を2024年7月10日より開始すると発表した。国際ブランドはMastercardとなり、年会費は初年度 無料、次年度以降 1,375円(税込)となるが、年間1回以上のカードショッピング利用で次年度の年会費は無料となる。

クレジットカード「TABETEカード」(オリコ)

日本における食品ロスは、農林水産省による推計で年間472万トン、また外食産業とスーパーマーケットで発生する食品ロスによる推計経済損失額は年間7,476億円にも及ぶとされており、その発生を抑制・削減することは「エシカル消費」の重要なテーマの1つとなっている。

今回新たに発行する「TABETEカード」は、「TABETE」での利用に加え、「TABETE」以外の利用でもTABETEポイントが貯まる。貯めたポイントで「TABETE」を利用することにより、さらなる食品ロス削減につなげることができるという。また、デジタルカード対応を組み込むことで、利用者は、申し込みからすぐにTABETEカードを利用可能だ。

なお、「TABETE」は、パン・ケーキ店、ホテル、飲食店、スーパーなどの店舗で、まだおいしく安全に食べられるのに「食品ロス」の危機に面している食べものを、ユーザーとマッチングするアプリとなる。「フードシェアリング」と呼ばれる同仕組みを通し、店舗は無駄を減らして売上を増やすことができ、ユーザーもおいしく食べながら社会貢献ができるそうだ。2024年7月現在、ユーザーは約97万人、掲載店舗約2,830店舗となる。

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ペイメントナビ編集部

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