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四国初の無人決済店舗「chopitto 松山大学店」がオープン(レデイ薬局)

2024年10月7日17:25

レデイ薬局(愛媛県松山市)は、2024年10月1日、松山大学キャンパス内に、四国初の無人決済店舗「chopitto(チョピット)松山大学店」をオープンすると発表した。大学キャンパス内への出店は初めてになる。

レデイ薬局は2023年7月21日、学校法人松山大学と、双方が保有する知的・人的資源などを有機的に活用し、地域社会、教育および文化の発展に貢献することを目的として連携協定を締結している。

今回の無人店舗の運用を通じ、松山大学と共同で新たなストア・フォーマットとして確立させ、多様化する顧客と地域のニーズに応えるとともに、将来的な人手不足に対応していく。

今後は遠隔での無人決済店舗のオペレーションを確立することで、これまで利用ニーズがあったもののスペースの狭さや従業員確保の難しさなどを理由に出店ができなかった場所へ、無人店舗での出店を検討していく。

入店~退店まで最速20秒で買い物可能に(レデイ薬局)

今回の「chopitto 松山大学店」は食料品中心の品揃えだが、将来的には遠隔での接客ツールを活用しカウンセリングが必要なカテゴリの無人販売も検討する。

同店舗は、カメラやセンサーが利用者の動きと手に取った商品を認識するため、商品バーコードをスキャンすることなく買い物ができる(会員登録や専用アプリも不要)。また、学生の授業前や休憩時間など限られた時間に、入店~退店まで最速20秒での買い物環境を提供する。また、近年キャッシュレス決済の拡大が続いていることから 「完全キャッシュレス決済店舗」 とした。遠隔での無人決済店舗のオペレーションを確立することで、商品補充時以外は原則無人での運用を行い省人化を実現した。

なお、「chopitto 松山大学店」は、TOUCH TO GO(TTG)が提供する無人決済システム「TTG-SENSE MICRO W」を利用して提供する。「TTG-SENSE MICRO W」は、15平方メートル 程度の狭小地での無人決済店舗の展開を可能にする省スペース、ローコストの無人決済店舗システムだ。天井のカメラ(20台)や棚のセンサーで、利用者が手に取った商品をリアルタイムに認識し、レジでの商品読み取りをすることなく会計できる。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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