2015年5月3日9:00
中国は国内カード取引の清算業務を2015年6月1日から海外カード会社に解放すると発表した。VisaやMasterCard、JCBなどは銀聯のシステムを使わず、独自のシステムを利用できるようになる。
いままでは銀聯がカード清算業務を独占していた。VisaやMasterCardなどのブランドは、銀聯のネットワークを利用し、手数料を払って清算業務を行っていたのだ。
中国中央銀行によると、昨年の銀聯取扱高は42兆3,800億元(約6.8兆ドル)だった。中国という巨大市場で国際ブランドが清算業務を独自にできるようになれば、さらにこのパイは拡大する。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。