2015年5月10日9:00
世界の5大ブランドのひとつDiscoverが2015年秋にApple Payへ参加することになった。Visa、MasterCard、Amexの3ブランドは2014年のスタート時点からApple Payを積極推進している。
Discoverが他のブランドから1年も遅れたのは、カードのトークン化のシステム対応が原因だといわれている。アップルはモバイル機器固有の番号を利用しモバイルに暗号化して格納。毎回のトランザクションで1回限りのセキュリティ鍵を利用している。
Discoverの参入により、米国のほとんどのクレジットカードがApple Payで利用できるようになる。アップルのつぎの一手はカナダ進出。現在カナダのRBCやTDカナダ、スコティアなど6行とApple Payの交渉を進めているようだ。
Discoverの参入で米国でのNFC非接触決済はさらに加速するだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。