コインチェックの口コミ評判やメリット・デメリット【2025年最新版】を解説!
コインチェック(Coincheck)は、取扱通貨数の多さやアプリの使いやすさが評判の暗号資産取引所です。
暗号資産の取引だけではなく関連サービスも充実しており、様々な形で暗号資産を運用できます。
本記事では、以下の内容を元にコインチェックの評価やメリットを検証しました。
- コインチェックの評判や特徴
- コインチェックの悪い評判・デメリット
- 他の暗号資産取引所との比較
- 口座開設の流れと注意したいポイント
- コインチェックの評判に関する質問
使いやすさやおすすめポイントだけではなく、コインチェックの悪い口コミ評判やデメリットも紹介します。
コインチェックで自分に合う資産運用や取引ができるか確認し、口座開設を検討しましょう。
コインチェック口コミ評判のメリットは?強固なセキュリティ対策や500円と少額で始められる
コインチェックの口コミ評判からわかるメリットには、強固なセキュリティ対策だけでなく500円で暗号資産が始められるため、初心者にも使いやすい利点があります。
コインチェックはマネックスグループの暗号資産(仮想通貨)取引所で、投資初心者でも取引しやすい環境が整えられています。
コインチェックの基本情報は以下の通りです。
コインチェックの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
詳細 | 公式サイト |
利用条件 | 18歳以上75歳未満 日本国内在住 本人確認可能 |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) |
取扱銘柄数 | 31種類 ※2025年2月6日時点 |
最小注文数 | 500円相当 |
取引手数料 | 無料(スプレッドあり) |
日本円入金手数料 | 銀行振込:無料 コンビニ入金:770円~ |
日本円出金手数料 | 407円 |
取扱サービス(個人向け) | 積立 ステーキング 貸暗号資産 電気料金支払い ガス料金支払い NFT INO(Initial NFT Offering) IEO(Initial Exchange Offering) アンケート |
コインチェックはスマホアプリで簡単に取引できる仮想通貨取引所で、ダウンロード数は600万を超えています。
アプリ利用者の口コミ評判を確認すると、チャートの見やすさや使いやすさで評価が高い傾向です。
アプリは快適に使え、簡単操作です。特に難しいことはないので、すぐにわかりました。
引用元:Google Play
暗号資産取引が初めての人でも、操作が分かりやすいとの評判が複数見られました。
「難しい専門用語は分からない」「とりあえず気軽に使ってみたい」といった人でも、暗号資産デビューしやすいです。
コインチェックの特徴やメリット配下の通り。
- 500円で暗号資産取引が始められる
- 取引手数料は無料
- 取扱銘柄数は30種類以上
- 保有するだけで報酬が発生するステーキングサービスあり
- 積立投資でリスク分散も可能
- 取引以外で暗号資産が貯まるサービスも豊富
- アプリが見やすく使いやすい
- 強固なセキュリティ対策がとられている
500円と少額で始められるため、初めての暗号資産取引でも抵抗感が少なく損失は大きくなりにくいです。
コインチェックに口座を開設するだけで、様々な形で暗号資産を運用したり貯めたりできるのも特徴。
少しずつ取引に慣れながら、自分に合った運用スタイルを見つけましょう。
500円あれば暗号資産取引が始められる
コインチェックでは、500円あれば暗号資産取引が始められます。
ビットコインの2024年11月~2025年2月の価格推移は、1BTCあたり1,400万~1,600万円です。
1通貨単位の価格は高額ですが、コインチェックでは0.0001BTC(約1,500円)から購入可能。
ビットコイン以外の通貨も、下記最小注文単位かつ500円相当以上から購入できます。
主な銘柄の最小注文単位(取引通貨/円)
銘柄 | 最小注文単位 |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.001BTC |
イーサリアム(ETH) | 0.01ETH |
ドージコイン(DOGE) | 1DOGE |
アバランチ(AVAX) | 0.1AVAX |
リップル(XRP) | 1.0XRP |
取引数量を細かく調整できるため、必要以上に資産をつぎ込む必要はありません。
生活の余剰資金で暗号資産取引を行いたい人は、コインチェックを選びましょう。
公式サイトはこちら
手数料無料で取引できるから費用を抑えられる
コインチェックでは、販売所と取引所のどちらでも手数料無料で取引可能です。
購入場所 | 特徴 |
---|---|
販売所 | ・コインチェック(運営会社)がユーザーに暗号資産を販売 ・提示されている価格で購入 ・アプリとWebブラウザどちらでも購入できる |
取引所 | ・ユーザー同士で暗号資産の売買を行う ・購入・売却どちらも価格は自分で設定、注文後は取引成立を待つ ・アプリでは利用不可 ・推奨環境はパソコン版Google Chrome |
暗号資産販売所は手数料無料のケースが多く、代わりに売買価格の差異(スプレッド)が大きい傾向です。
スプレッドは取引にかかるコストの1つで、取引所や相場に応じて変動します。
例えば買値が12万円、売値が10万円なら、スプレッドは2万円です。
購入した仮想通貨をすぐ売却すると2万円の損失が出るため、利益を上げるには売値が12万円以上になるまで待つ必要があります。
スプレッドが5万円なら、売値が15万円以上になるまで利益が出ず長期化しやすいです。
待っている間に価格が下落すれば、投資した金額を取り戻せません。
スプレッドが大きいほど、当初購入した価格を上回るまでに相場下落のリスクが高まります。
一方、取引所は自分で売買価格を設定できるためスプレッドがありません。
一部仮想通貨は手数料が必要でも、ビットコインやイーサリアムは手数料無料で取引できるため、余計な費用をかけずに暗号資産が運用できます。
コインチェックの取引所で取引手数料がかからない暗号資産は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リスク(LSK)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- エンジンコイン(ENJ)
- チリーズ(CHZ)
- イミュータブル(IMX)
- シバイヌ(SHIB)
- アバランチ(AVAX)
- ダイ(DAI)
- ラップドビットコイン(WBTC)
- ドージコイン(DOGE)
参照元:コインチェック
取引所はアプリから利用できず、iPhoneやAndroidのスマホブラウザでは表示に制限がかかるケースもあります。
取引所で積極的に取引を行いたい人は、パソコン版のコインチェックを利用しましょう。
取扱銘柄が多くステーブルコインやミームコインも購入できる
コインチェックは取扱銘柄が多く、2025年2月時点で31種類の暗号資産取引が可能です。
ビットコインをはじめとしたメジャーな通貨のほか、以下のコインも購入できます。
仮想通貨の種類 | 詳細 |
---|---|
ステーブルコイン | 価格の変動を抑えて実用化を目指した暗号資産 |
ミームコイン | 風刺やジョークから生まれた暗号資産 |
ミームコインはトレンドに影響を受けるため、急騰や急落しやすい傾向にあります。
価格上昇により大きな利益を狙える一方、損失リスクも大きいです。
コインチェックで取り扱われているミームコインの例は以下の通り。
- ドージコイン(DOGE)
- シバイヌ(SHIB)
- モナコイン(MONA)
コインチェックでは、日本円で直接ミームコインが購入できます。
他の銘柄と同様に500円相当から購入できるため、ミームコインに興味がある人はコインチェックで挑戦しましょう。
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ステーブルコインは値動きが小さい傾向
暗号資産の値動きに大きな不安がある人は、価格変動が小さい傾向にあるステーブルコインに投資しましょう。
ステーブルコインは発行元が持つ資産を担保にして信用を高め、暗号資産特有の価格変動を抑えています。
法定通貨やコモディティといった、資産と連動した値動きを目指しているのが特徴です。
法定通貨とは:米ドルや日本円など国が発行する通貨
コモディティとは:先物市場で取引されている金や原油、穀物などの商品
ステーブルコインは国内取引所で購入できる銘柄が少なく、コインチェックでは取引所でダイ(DAI)が購入できます。
ダイ(DAI)は米ドルと連動した値動きを目指している銘柄で、担保は発行元が保有する暗号資産です。
興味のある人は、チャートの値動きや市場動向を見て購入を検討しましょう。
定期報酬がもらえるステーキングサービスを提供
コインチェックでは、2025年1月31日からイーサリアム(ETH)でステーキングサービスを開始しました。
ステーキングサービスとは、特定の暗号資産銘柄の保有によりブロックチェーンの安定稼働に貢献した対価として得られる報酬を指します。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは、一般に、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」とされています。
引用元:全国銀行協会
コインチェックのステーキングサービスでは、イーサリアムを保有するだけで年率最大1.9%の報酬が受け取れます。
イーサリアムを購入、または他の口座やウォレットから移動させるだけで報酬が発生し、特別な手続きや申請は必要ありません。
例えば、10万円分のイーサリアムをコインチェックで5年間保有していると、2万円を超える報酬が得られる可能性もあります。
引用元:Coincheck ステーキング
シミュレーションはイーサリアムの価格変動を考慮していないため、報酬があっても必ず売却益がプラスになるとは限りません。
しかし長期保有を考えているなら、ステーキングサービスを利用すると利益の積み増しができます。
「イーサリアムで暗号資産運用を始めたい」「長期保有して売りどきをじっくり見極めたい」といった人はコインチェックで口座開設しましょう。
公式サイトはこちら
暗号資産の自動積立機能でリスクが分散できる
コインチェックでは、暗号資産の自動積立購入機能「Coincheckつみたて」が利用できます。
Coincheckつみたての基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
対象銘柄 | BTC, ETH, ETC, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, MONA, XLM, QTUM, BAT, IOST, ENJ, SAND, DOT, CHZ, LINK, MKR, MATIC, APE, AXS, IMX, WBTC, SHIB, AVAX, DOGE |
最小購入単位 | 月イチつみたて:1万円~100万円、1,000円単位 毎日つみたて:300円 |
口座振替手数料 | 無料 |
サービス利用手数料 | 無料 |
積立可能な銘柄は全27種類(2025年2月7日時点)あり、ドージコインやシバイヌといったミームコインも対象です。
サービス利用手数料は無料で、コインチェックで口座開設が済んでいる人なら誰でも利用できます。
購入するタイミングはひと月に1回と毎日の2種類から選択可能。
急騰のタイミングなら数量は少なく、急落しているときは多く購入できるのが積立運用の特徴です。
長期的に見たとき、高い価格のみで暗号資産を購入するリスクが抑えられます。
購入は自動で行われるため、チャートと睨めっこしてタイミングをはかる必要はありません。
難しいテクニカル分析不要でリスクが分散できるのは、初心者にとって大きなメリットです。
暗号資産で本格的に資産運用したい人は、Coincheckつみたての利用も検討しましょう。
公式サイトはこちら
アプリからリアルタイムでチャートが確認できる
コインチェックのスマホアプリはリアルタイムのチャートが確認でき、どこにいても売買のタイミングを逃しません。
アプリの主な機能は以下の通りです。
- 口座開設・本人確認手続き
- 2段階認証・PINコードロック
- リアルタイムでレート確認、売買
- ローソク足チャート
- 線チャート(1時間・1日・1週間・1ヶ月・1年間)
- 積立の設定
- ウィジェット機能(アプリ起動なしでホーム画面に表示する機能)で現在の価格を表示
- 24時間入金
線チャートは5種類の時間軸があり、市場のトレンドや流れを掴むのに役立ちます。
初心者でも見やすい画面表示は評判が良く、分かりやすく使いやすいと高評価を獲得。
株取引やFXをやっているので、暗号資産の売買も簡単に出来ると思っていましたが、以前の会社では相当苦労しました。ここは今日、初めて使いましたが一番わかりやすかったので全て乗り換えました。同じ経緯の方はココが使いやすいですよ。
引用元:Google Play
口座開設や積立購入の設定もアプリから行えるため、スマホがあればすぐに暗号資産取引が始められます。
資産運用が初めての人は、まずはアプリでチャートや専門用語に慣れましょう。
取引以外のサービスで暗号資産が獲得できる
コインチェックでは、取引以外で暗号資産が獲得できるサービスも複数用意しています。
- 電気料金の支払いでビットコイン付与
- ガス料金の支払いでビットコイン付与
- アンケートに答えて獲得したポイントを暗号資産に交換
光熱費の契約を「Coincheckでんき」「Coincheckガス」にすると、以下2つのプランで暗号資産が活用できます。
プラン名 | Coincheckでんき | Coincheckガス |
---|---|---|
ビットコイン付与プラン | 日本円で電気料金を支払い、1.0~7.0%分のビットコインを獲得 | 日本円でガス料金を支払い、3.0%分のビットコインを獲得 |
ビットコイン決済プラン | ビットコインで電気料金を支払い、1.0~7.0%分が割引される | ビットコインで電気料金を支払い、3.0%分が割引される |
Coincheckでんきは全国どこに住んでいても契約でき、電気料金を支払うだけでビットコインを獲得できます。
電気代が高くなりがちな夏場や冬場は、ビットコインを多く獲得できるチャンスです。
電気の供給はイーネットワークシステムズが行い、コインチェックが料金の受け取りを担当しています。
電気料金はイーネットワークシステムズの金額に従う仕組みです。
イーネットワークシステムズは新電力で、乗り換えによって電気料金自体が安くなる可能性もあります。
公式サイトでシミュレーションできるので、電気料金が下がる可能性のある人は申込を検討しましょう。
Coincheckガスは、東京ガスと東邦ガスエリアに住んでいる人のみ利用できます。
ガス料金の3.0%分のビットコインが獲得でき、クレジットカードの還元率よりお得感が大きいです。
床暖房や給湯器の利用でガス代が高い人は、Coincheckガスの契約を検討しましょう。
上記のほか、アンケートに答えてポイントを得る「Coincheckアンケート」もあります。
隙間時間を利用してポイントを貯めれば、自分の資産を切り崩さずに暗号資産の運用が可能です。
利用できそうなサービスがあれば、どんどん利用して暗号資産を獲得しましょう。
強固なセキュリティ対策と万が一の時の資産保全があり安心
コインチェックでは、強固なセキュリティで利用者の個人情報や資産を保全しています。
実施されているセキュリティ対策は以下の通りです。
セキュリティ対策 | 詳細 |
---|---|
コールドウォレット | ネットワークに繋げずオフライン環境で隔離して口座を管理 |
マルチシグ | ・複数の秘密鍵(パスワード)を用意し、保管場所を別々にしている ・万が一ハッカーが1つの端末に侵入してもハッキングできない |
二段階認証 | ログインの都度ワンタイムパスワードの入力が必要で、不正ログインを防ぐ |
コインチェックはマネックスグループに加わる前に暗号資産流出事件を起こしていて、以降のセキュリティ対策には特に力を入れています。
外部のセキュリティ関連会社から調査協力を受け、管理や監視体制を強化してきました。
コインチェックはハッキングによって資産が流出しないよう、オフラインで口座を管理するコールドウォレットを採用しています。
複数のパスワードでハッキングを防ぐマルチシグや、二段階認証による不正ログイン防止の仕組みも取り入れました。
利用者から集めた資産はコインチェック社の資産とは区別し、日証金信託銀行株式会社で管理。
万が一コインチェックが破産する事態となっても、運用のため預けた資産は無くならず保全されます。
暗号資産を始めたくてもセキュリティが不安でためらっている人は、コインチェックを利用しましょう。
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コインチェックの悪い評判やデメリット
コインチェックの評判は良いものばかりではなく、一部悪い評判やデメリットもあります。
コインチェックを利用する前に知っておきたいデメリットは以下の通りです。
- スプレッドが広く送金手数料も高い
- レバレッジ取引ができない
取引手数料は無料でも、購入時と売却時の価格差(スプレッド)が広く、利益を出しにくいと感じる人もいます。
他社口座やウォレットに送金するときの手数料が気になる人もおり、運用スタイルによってはデメリットが大きく感じやすいです。
手持ち資金以上のお金を動かせるレバレッジ取引ができないのもコインチェックの特徴。
無謀な投資につながらない点はメリットですが、ギャンブル要素を期待する人には向きません。
悪い評判やデメリットも確認し、納得してから口座を開設しましょう。
スプレッドが広過ぎると感じる人もいる
コインチェックの暗号資産価格について、スプレッドの広さを気にする口コミが少なくありません。
使いやすいけども、スプレッド大きいし、デイトレには向かない。 アプリでの指値出来ない。
引用元:Google Play
スプレッドとは購入と売却の価格差を指します。
アプリでは、コインチェック側が価格を決めて販売する「販売所」しか利用できません。
販売所での取引には必ずスプレッドが発生し、実質的に取引手数料と同じため不満を覚える利用者もいます。
2025年2月8日時点で表示されている販売所の売買レートから、実際のスプレッドを計算しました。
本当にスプレッドが高いのか確認するために、SBI VCトレードのスプレッドとも比較しています。
暗号資産銘柄 | スプレッド ※買値に対する割合 |
|
---|---|---|
コインチェック | SBI VCトレード | |
ビットコイン(BTC) | 5.86% | 5.35% |
イーサリアム(ETH) | 6.85% | 4.96% |
リップル(XRP) | 8.87% | 5.40% |
ポリゴン(MATIC) | 9.64% | 12.5% |
ドージコイン(DOGE) | 9.61% | 7.48% |
参照元:コインチェック、SBI VCトレード
SBI VCトレードと比較すると、銘柄によっては最大3.0%ほどスプレッドが広いケースも。
10万円の取引をすると、最大3,000円コストが余分にかかります。
スプレッドは銘柄により差があり、ポリゴン(MATIC)に関してはコインチェックの方が狭いです。
スプレッドが広いほど、売却価格が購入価格を上回るまでのリスクが高まります。
販売所をメインで利用したい人は、取引したい銘柄ごとのスプレッドを確認しましょう。
ビットコインはスプレッドに大きな開きがないので、ビットコインをメインに取引したい人に向いています。
スプレッド以外の機能に魅力を感じる人も、コインチェックを利用しましょう。
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レバレッジ取引がなく大きな利益を狙う積極投資には向いていない
コインチェックには、レバレッジ取引機能がありません。
レバレッジとは、手持ちの投資資金(証拠金)を担保に多額のお金で取引を行う投資手法です。
金融庁に登録が必要な国内取引所では、レバレッジは一律2倍までと規制されています。
証拠金の上限倍率(レバレッジ倍率)を、以下の通り設定
個人向け取引:主要な暗号資産であっても価格変動が激しいものが複数存在していることや、顧客に対する規制の簡明性確保の観点を踏まえ、暗号資産の種類によらず2倍とする
引用元:金融庁
レバレッジ取引が可能なら、自己資産として証拠金を10万円用意したとき、最大20万円分の取引が可能です。
動かせるお金が最大2倍になれば、利益も損失も本来の2倍となりハイリスク・ハイリターンな取引となります。
取引によって10万円の利益が出たとき、2倍のレバレッジをかけていれば利益が20万円になり、より多くの利益を確保可能。
10万円の損失が出たときは、本来10万円で済むはずの損失が20万円になります。
海外取引所は10倍や100倍までレバレッジがかけられるケースもあり、ハイレバレッジになるほどギャンブル要素が強い傾向です。
暗号資産は値動きが大きい投資商品なので、初心者のうちはレバレッジをかけず現物取引のみで取引に慣れましょう。
コインチェックの口コミ評判やメリットを元に他の暗号資産取引所と比較し本当におすすめできるか分析
コインチェックの口コミ評判やメリットとデメリットを元に、他の暗号資産取引所と比較して本当におすすめできるのか分析しました。
- 取扱銘柄数や種類
- 出金・送金手数料
- 暗号資産運用方法のバリエーション
取扱銘柄数に加え、取り扱いが少ない銘柄も購入できるのか比較します。
外部に送金する機会が多い人は、出金や送金時の手数料も確認しましょう。
暗号資産は、単純に購入または売却するだけでなく、様々な資産運用方法があります。
本記事では、コインチェックを以下の3社と比較しました。
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- SBI VCトレード
- GMOコイン
複数の比較項目から、コインチェックが自分に合う暗号資産取引所なのか総合的に判断しましょう。
取扱銘柄数で選ぶならコインチェックが多い
コインチェックの暗号資産の取扱銘柄数は、業界最大級と謳っているだけあって多いです。
銘柄数の比較に加え、コインチェックでは取り扱いのない銘柄が他社にあるのか確認しましょう。
取引所名 | 取扱銘柄数 | 取扱通貨の特徴 |
---|---|---|
コインチェック | 31種類 | ミームコインなども幅広く取り扱っている |
bitFlyer | 36種類 | ペペ(PEPE)の取り扱いあり |
SBI VCトレード | 24種類 | 金相場と連動するジパングコイン(ZPG)の取り扱いあり |
GMOコイン | 27種類 | ソラナ(SOL)の取り扱いあり |
※いずれも2025年2月8日時点
コインチェックは30種類以上の通貨銘柄を取り扱っており、市場のトレンドに合わせて様々な取引が可能です。
しかし、コインチェックでは取り扱いがない銘柄もあります。
- ソラナ(SOL)
- ペペ(PEPE)
- DAI以外のステーブルコイン
上記の銘柄に注目している人は、コインチェック以外の取引所も検討しましょう。
ステーブルコインとは、法定通貨や実際にある商品などの価値に付随して価格変動が起こる仮想通貨のことです。
「選択肢が多過ぎると選べない」「まずはメジャーな銘柄で取引したい」と考えているなら、初心者向けのビットコインが向いています。
取引に慣れたら、複数の取引所を利用しても構いません。
複数の取引所を利用すると、リスク分散や1ヶ所がシステム障害のときでも取引できるメリットがあります。
ただし取引先が多すぎると管理できなくなるので、併用は2ヶ所程度にとどめましょう。
出金や送金手数料の安さで選ぶなら他社が安いケースもある
コインチェックでは出金や送金の手数料が有料な一方、他社では無料のケースもあります。
「頻繁に出金したい」「他の口座に暗号資産を送金したい」といった人は、手数料も比較して負担の少ない取引所を選びましょう。
取引所名 | 出金手数料 | 送金手数料 ※BTCの場合 |
---|---|---|
コインチェック | 407円 | 0.0005BTC |
bitFlyer | 三井住友銀行宛 3万円未満:220円 3万円以上:440円 三井住友銀行以外 3万円未満:550円 3万円以上:770円 |
0.0004BTC |
SBI VCトレード | 無料 | 無料 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
SBI VCトレードとGMOコインは、出金も送金も手数料無料です。
海外取引所での取引をメインにしたい人は、国内取引所から送金する必要があるため手数料無料の取引所を選びましょう。
暗号資産を購入した取引所で長期運用したい人は、出金や送金にかかる手数料はさほど気にする必要がありません。
コインチェックでは、暗号資産の積立機能やステーキングサービスで長期運用に適したサービスも提供しています。
頻繁な売買を考えていない人は、サービス面で充実度が高いコインチェックを選びましょう。
公式サイトはこちら
IEOやINOに参加したい人はコインチェックがおすすめ
コインチェックでは、IEOやINOといった様々な暗号資産取引ができます。
ただ売買するだけでなく、目的を持って暗号資産を運用したい人は以下のサービスも活用しましょう。
サービス名 | 概要 |
---|---|
NFT(Non-Fungible Token) | ・代替不能な一点物のデジタルデータ(アート、音楽、ゲーム内のキャラクターなど) ・暗号資産取引所に購入・売却できる場がある |
IEO(Initial Exchange Offering) | ・企業が暗号資産を発行し、販売所が販売する ・市場に上場する前に先行して安く購入できる ・上場後すぐの売却で利益を得やすい傾向 ・暗号資産の購入により発行元企業にお金が入り、プロジェクト資金となる |
INO(Initial NFT Offering) | ・NFTを利用した、企業やプロジェクトのクラウドファンディング ・暗号資産でNFTを購入すると、発行者の支援につながる ・NFTの保有で特典を受けられるケースが多い |
NFTは複製不可能なデジタルデータで、主にイーサリアム(ETH)でやり取りが行われます。
応援したいアーティストの作品やゲームのアイテムを購入すると、販売元の応援につながります。
価値が上がりそうなNFTを購入し、値段が上がったところで売却して利益を得る仕組みです。
IEOやINOでは、企業や団体がプロジェクト資金を集めるために暗号資産を活用。
IEOは暗号資産版のIPO(新規公開株式)で、購入者は抽選で決まるのが一般的です。
投資家にとっては、将来的に値上がりする可能性のある暗号資産に上場前から投資できるのがメリット。
INOはゲームプロジェクトで利用されるケースが多く、NFTとしてキャラクターやアイテムが特典付きで販売されています。
例えば、コインチェックで参加できるゲームプロジェクト「Eternal Crypt – Wizardry BC -」のNFT特典は以下の通りです。
- 先行リリース版がプレイできる
- 暗号資産ブラッドクリスタル(BC)が先行獲得できる
暗号資産の購入を通してプロジェクトを応援しながら、利益獲得も目指せます。
それぞれのサービス提供状況について、暗号資産取引所4社を比較しました。
暗号資産取引所名 | NFT | IEO | INO |
---|---|---|---|
コインチェック | 〇 | 〇 | 〇 |
bitFlyer | × | 〇 | × |
SBI VCトレード | 〇 | × | × |
GMOコイン | 〇 | 〇 | × |
コインチェックでは、3つすべてのサービスを網羅していて暗号資産取引の幅を広げられます。
IEOは募集のタイミングが限られるため、取引をしたい人はこまめに情報を確認しましょう。
コインチェックの口コミ評判からわかる口座開設の手順と注意したいポイント
コインチェックの口コミ評判を参考に、口座開設する大まかな流れと注意したいポイントをまとめました。
- コインチェックのアプリをインストール
- メールアドレス、パスワードを入力して会員登録
- 携帯電話番号を登録してSMS認証
- アプリの「本人確認」をタップ、名前や住所など個人情報を入力
- 本人確認書類を提出
- スマホカメラで自分の顔と本人確認書類を撮影
- 口座開設手続き完了、審査待ち
アプリの口コミ評判を確認すると、本人確認手続きでつまずいている人が多い傾向です。
使っているスマホが対応端末ではなかったり、スマホのカメラ設定の影響で手続きが進まない可能性も。
以下の要件を確認し、使っているスマホが利用条件を満たしているか確認しましょう。
項目 | 利用可能条件 |
---|---|
対応端末(バージョン) | iOS 16.0 以降 Android 9.0 以降 |
スマホカメラ性能 | フロント:200万画素以上 背面:500万画素以上 |
ブラウザ | iOS:Safari Android:Chrome ※いずれも最新バージョン |
上記を満たした上で、カメラアプリがWebブラウザからのアクセスを許可している必要があります。
カメラでの本人確認が無事に完了したら、口座開設審査を待ちましょう。
犯罪利用を防止するため本人確認は義務化されており、審査は厳格に行われます。
金融機関が、顧客との間で預金口座の開設や大口現金取引等(注)を行う際、顧客の氏名・住所・生年月日(顧客が法人の場合は名称・本店等の所在地)を、運転免許証等の公的証明書の提示を求める等の方法により確認しなければならない。(第三条第一項~第三項)
引用元:金融庁
最短当日中に口座開設可能ですが、申込状況によっては数日かかるケースもあります。
審査結果はメールで届くため、見落とさないようこまめに確認しましょう。
本人確認書類は顔写真が載っているものが必要
コインチェックで本人確認に使う本人確認書類は、顔写真があるもののみ有効です。
提出できる書類は以下の通りなので、手元にあり、有効期限内のものを手続きに使用しましょう。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降に発行)
- パスポート
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
以下のケースでは、オンラインで手続きが完結せずハガキによる本人確認が必要です。
- 2020年2月4日以降に発行されたパスポートを使いたい
- 本人確認書類に現住所の記載がない
- エラーによりスマホで本人確認ができなかった
ハガキによる本人確認では、Web上で画像のアップロードと簡易書留で届くハガキの受け取りで手続きが完了します。
アップロードする必要のある画像は以下の通りです。
- 顔写真付本人確認書類
- 本人確認書類を持った状態で自分の顔を撮影した写真
- 現住所記載の補助書類
本人確認書類の住所が現住所と異なるときは、以下から2点提出しましょう。
- 住民票
- 社会保険証
- 国民健康保険証
- 公共料金領収書
- 公共料金の口座振替通知書
- 印鑑登録証明書
- 納税証明書
- 社会保険料領収書
補助書類は、いずれも現住所の記載がなければ無効です。
書類をアップロードし、本人確認が完了したら自宅に簡易書留でハガキが届きます。
コインチェック側で受け取りが確認でき次第、口座開設完了のメールが届いて手続完了です。
コインチェックの口コミ評判に関するよくある質問まとめ!危ない取引所は本当?
コインチェックの評判に関するよくある質問をまとめました。
- コインチェックは使ったら危ない?
- コインチェックで暗号資産を運用したら儲かる?
- コインチェックの手数料を安くする方法は?
コインチェックは利用しても大丈夫か、取引をすれば儲かるのか気になるとの声も多いです。
疑問があるときは申込前に確認し、納得してから口座を開設しましょう。
コインチェックは事件があったから危ない取引所?
コインチェックでは、マネックスグループ傘下に入る前の2018年に暗号資産NEMの流出事件がありました。
事件後は原因究明と不正アクセスを防止する対策を徹底し、セキュリティ面を特に強化しています。
流出した暗号資産は事件から1ヶ月半後に全額補償が完了しており、会社の財務状況についてもWeb上でいつでも確認可能です。
暗号資産取引所として金融庁に登録している業者であり、リスク対策は十分に行っていると言えます。
コインチェックで暗号資産取引したら儲かる?
コインチェックに限らず、暗号資産取引で必ず儲かる保証はありません。
暗号資産の価値が暴落したまま戻らない可能性もあるため、生活に必要な資金をつぎ込むのはリスクが高いです。
無くなっても困らない、少額の資金から取引を始めましょう。
コインチェックで手数料を安くするには?
コインチェックでできるだけ手数料を安くしたい人は、販売所ではなく取引所で暗号資産を売買しましょう。
取引所は販売所と違ってスプレッドがないため、取引に関わる手数料が発生しません。
取引以外では、入出金の方法や回数を意識すれば手数料は抑えられます。
入金は銀行振込で行えば振込手数料が無料です。
出金は一律407円かかるため、手続きの回数を少なくするしかありません。
暗号資産取引に慣れたら、手数料を安くする工夫もしましょう。
公式サイトはこちら