仮想通貨のトランプコイン(TRUMP)は、アメリカのトランプ大統領公式のミームコインです。
ミームコインは、インターネット上のジョークに影響を受けて開発された仮想通貨を言います。
トランプコイン(TRUMP)はリリース当初から話題性が高く価格も急騰したため、どこで買えるのか気になっている人は多いです。
当記事では、トランプコイン(TRUMP)について以下の内容を解説。
- トランプコインはどこで買えるのか
- トランプコインを買うときの注意点
- トランプコインの今後の値動きについて
トランプコイン(TRUMP)を安全に購入する方法や、今後の動向についても紹介します。
これからトランプコインの購入を考えている人は、ぜひ最後までチェックして投資判断の参考にしましょう。
トランプコイン(TRUMP)はどこで買えるか安全な方法を分かりやすく紹介
現在トランプコイン(TRUMP)が買えるのは、海外取引所または分散型取引所(DEX)です。
分散型取引所(DEX)とは、利用者同士で直接暗号資産の取引ができる取引所。
特定の国や地域にある通常の取引所と異なり、ネット環境があればグローバルに利用可能です。
日本の国内取引所ではトランプコイン(TRUMP)の取り扱いがなく、日本円から別の暗号資産(仮想通貨)に替えてから取引する必要があります。
海外取引所またはDEXのどちらで購入するにしても、国内取引所での口座開設は必須です。
トランプコイン(TRUMP)の概要
引用元:https://x.com/realDonaldTrump/status/1880446012168249386
トランプコイン(TRUMP)は、トランプ大統領就任を記念して2025年1月18日にリリースされたミームコインの一種です。
ミームコインはインターネット上のジョークの影響を受けた仮想通貨で、ユーモアやコミュニティを重視しています。
技術や実用性を重視する通常の仮想通貨とは性格が異なり、基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
正式名称 | Official Trump |
ティッカーシンボル(銘柄を識別する略称) | $TRUMP |
最低価格 | 6.24ドル(2025年1月18日) |
最高価格 | 75.35ドル(2025年1月19日) |
発行上限 | 10億TRUMP |
トランプコイン(TRUMP)はリリース翌日の2025年1月19日に、最高価格の75.35ドルを記録しています。
しかし、翌1月20日には39.73ドルまで急落するなど価格の乱高下を繰り返しました。
引用元:OFFICIAL TRUMP price today, TRUMP to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap
発行予定枚数10億TRUMPのうち、リリースと同時に2億TRUMPが市場に供給されています。
残り8億TRUMPは、3年間の計画で順次ロックの解除を実施する予定です。
トランプ大統領の関連会社である、CIC Digital LLCとFight Fight Fight LLCが共同所有するとしています。
時価総額を見ると2025年2月5日時点で約35億ドル、暗号資産全体では35位と高順位で、今後の注目度も高い暗号資産の1つです。
仮想通貨の購入には口座や資金の準備が必要で、「今取引したい」と思ってもすぐには対応できません。
トランプコイン(TRUMP)に興味がある人は、購入したいタイミングですぐ行動できるよう購入方法を確かめておきましょう。
※参照元:CoinMarketCap、TRUMP MEME
トランプコイン(TRUMP)を国内で買う手順
トランプコイン(TRUMP)を国内で買う手順は以下の通りです。
- 国内取引所で口座開設
- 海外取引所で口座開設
- 国内取引所で暗号資産(仮想通貨)を購入
- 購入した暗号資産を海外取引所でUSDTに交換
- 海外取引所でトランプコインを購入
1.国内取引所は利便性重視で選ぶ
日本円でトランプコインを購入するには、国内取引所と海外取引所の2か所を経由する必要があります。
口座開設がまだの人は、初心者向けで使いやすい国内取引所を選びましょう。
トランプコイン購入のために国内取引所で用意すべき暗号資産は、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな銘柄です。
どの取引所でも取り扱いはあるため、サービス面や手数料で口座開設先を選びましょう。
どの取引所がいいか迷う人は、ビットコイン取引高やアプリダウンロード数に高い実績があるコインチェックを選ぶと取引がスムーズです。
公式サイトはこちら
2.海外取引所は日本語対応の中央集権型取引所(CEX)がおすすめ
国内の取引所で口座開設が済んだら、トランプコインを取り扱う海外取引所でも口座開設が必要です。
暗号資産初心者は、日本語サポートにも対応している中央集権型取引所(CEX)を選びましょう。
CEXは管理者がおり、初心者でも取引しやすいサイトデザインとセキュリティ面に力を入れています。
トランプコインを扱う海外取引所は限られているため、以下から選びましょう。
- Bybit(バイビット)
- Bitget(ビットゲット)
- BINANCE(バイナンス)
- Kraken(クラーケン)
- OKX
中でもBybit(バイビット)は日本人利用者が多く、日本語にも対応している使いやすい取引所です。
3.国内取引所ではUSDTに交換できる銘柄を購入する
トランプコインを購入できるUSDTは、国内取引所では取り扱いがありません。
USDTはテザーと呼ばれる暗号資産(仮想通貨)で、米ドルに連動して価格変動する性質があります。
海外取引所ではメジャーな銘柄で、時価総額は全暗号資産銘柄中3位(2025年2月7日現在※)と流通量も多いです。
※参照元:CoinMarketCap
しかし国内の仮想通貨取引所には取り扱いがないので、USDTを購入するための暗号資産を国内取引所で購入しましょう。
USDTの購入によく使われているのは、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)です。
マイナーな銘柄を購入するとUSDTに交換ができない可能性もあるため、上記いずれかを購入しましょう。
国内取引所で購入する暗号資産も、価格は常に変動し続けています。
例えば、最も流通量が多いビットコインの1週間の値動きは以下の通りです。
引用元:Bitcoin price today, BTC to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap
最高値は1ビットコイン約106,000ドル(約1,630万円)、最安値は約93,000ドル(約1,432万円)と値動きが激しいです。
暗号資産で利益を出すためには、安く買って高く売る必要があります。
利益を追求したいなら、市場チェックや取引所が提供するテクニカル分析ツールの利用も欠かせません。
テクニカル分析ツールは過去の値動きから今後の傾向を予想するツールで、暗号資産の売買のタイミングを見極めるために役立ちます。
「値動きの予想が難しい」「売買のタイミングを測るヒントが欲しい」といった初心者でも、ツールを活用すれば取引しやすいです。
価格が下がっているタイミングで、ビットコインやイーサリアムを購入しましょう。
4.海外取引所で暗号資産をUSDTに交換してトランプコインを購入
国内取引所で暗号資産を購入したら、海外取引所でUSDTに交換しましょう。
USDTも暗号資産(仮想通貨)で、他の銘柄と同様に価格変動しています。
交換先であるトランプコインも同様のため、すぐに購入手続きに進まずチャートの値動きを見てタイミングを計りましょう。
トランプコイン売却時も、円に換金されるまで最低2種類の暗号資産を挟みます。
- 円でビットコイン(BTC)を購入
- ビットコインでUSDTを購入
- USDTでトランプコインを購入
- トランプコイン売却、USDTに交換
- USDTを売却、ビットコインに交換
- ビットコインを売却、円に交換
交換のたびにタイミングを図らなければ、トランプコインで利益が出ていても円にたどり着くまでに損失が出る可能性もあります。
まずは少額取引から始め、取引の流れに慣れましょう。
国内取引所の口座開設がまだの人はコインチェックが使いやすくおすすめ
国内取引所の口座を持っていない人は、初めてでも取引しやすいコインチェックを選びましょう。
コインチェックはマネックスグループの子会社で、親会社であるCoincheck Group N.V.(本社オランダ)はナスダック市場に上場しています。
コインチェックの基本情報は以下の通りです。
コインチェックの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
詳細 | 公式サイト |
利用条件 | 18歳以上75歳未満 日本国内在住 本人確認可能 |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) |
取扱銘柄数 | 31種類 ※2025年2月5日時点 |
最小注文数※ | 円建て:500円相当 BTC建て:0.001BTC |
取引手数料※ | 無料(スプレッドあり) |
送金手数料 | BTC:0.001BTC ETH:0.005ETH |
日本円入金手数料 | 銀行振込:無料 コンビニ入金:770円~ |
日本円出金手数料 | 407円 |
※いずれもBTC、ETH取引の場合
- 500円から暗号資産取引ができる
- 取扱銘柄数30種類以上
- スマホアプリで口座開設から取引まで可能
- 取引手数料無料
円建てで500円相当から暗号資産取引ができるため、取引に慣れない初心者でも大きく損をするリスクが抑えられます。
円建ては、仮想通貨を円で購入する取引方法です。
海外取引所でいきなりトランプコインを購入するのに抵抗を感じる人は、コインチェックの暗号資産で取引に慣れましょう。
コインチェックでは、トランプコインと同じカテゴリーに分類されるミームコインも複数取り扱っています。
コインチェックで取り扱っているミームコインの例は以下の通りです。
- ドージコイン(DOGE)
- シバイヌ(SHIB)
- モナコイン(MONA)
ミームコインは技術力よりもユーモアやコミュニティを重視しているため、注目度に影響され通常の暗号資産以上に価格変動が大きい傾向です。
実際に少額でミームコインの取引を行い、特徴を掴みましょう。
取引に慣れると、トランプコインの取引で大きな損失を出すリスクの軽減も可能です。
コインチェックの口座開設は、アプリで本人確認手続きが完了すれば数日程度で完了します。
トランプコインに興味を持ったら、まずはコインチェックの口座開設から始めましょう。
公式サイトはこちら
トランプコイン(TRUMP)の購入は日本語対応のBybitが初心者向け
トランプコインを購入する海外取引所は、日本語表示やサポートに対応しているBybitが初心者向けです。
Bybitの基本情報は以下の通り。
項目 | 詳細 |
---|---|
利用条件 | 本人確認可能 |
取引の種類 | 現物取引(販売所、取引所) デリバティブ取引 レバレッジ最大100倍まで可 |
取扱銘柄数 | 300種類以上 |
最小注文数※ | BTC:0.000011 BTC ETH:0.00029 ETH TRUMP:0.06 TRUMP |
取引手数料 | ~0.1000 % |
送金手数料 | 取引画面で確認 |
※いずれもUSDTとの通貨ペア
日本語表示のWebサイトがあり、日本語でのカスタマーサポートが24時間体制なのも特徴です。
取扱銘柄数は300種類を超え、日本未上場のミームコインも多数取り扱っています。
海外取引所の利用では最も不安要素が大きいセキュリティ面も強化しており、複数の秘密鍵で資産を保全するマルチシグコールドウォレットを採用。
送金時は二段階認証を導入し、資金の流出を防ぐ対策が取られています。
トランプコインを始めとして、様々な銘柄の暗号資産取引を行いたい人はBybitの利用を検討しましょう。
海外取引所は日本の金融庁管轄外で、資産や個人情報の流出はすべて自己責任です。
リスクを十分に理解した上で、海外サイトでの暗号資産取引を行いましょう。
分散型取引所(DEX)での取引は初心者向きではない
トランプコインは分散型取引所(DEX)でも購入できますが、以下の点から初心者向きではありません。
- 管理者がいない取引所のためカスタマーサービスは受けられない
- 暗号資産に関する専門用語の知識が必要
- 通貨の上場にあたり審査がなく詐欺コインが紛れやすい
分散型取引所(DEX)は利用者同士が暗号資産を交換する場で、管理者がいません。
海外に拠点を置いているため、日本と同じ補償が受けられずトラブルもすべて自己責任です。
国内で2024年5月に起きたDMMビットコインの暗号資産(BTC)不正流出事件では、流出した約482億円分が全額補償されました。※
同様の事件が起きても、DEXでは補償を受けられません。
リスクを承知で取引するとしても、海外取引所を利用するときより手続きに手間がかかり、専門用語も多いです。
- 国内取引所で暗号資産を購入
- 暗号資産ウォレットを用意
- 購入した暗号資産をウォレットに送金
- ウォレットをDEXに接続
- DEXでトランプコインを購入
トランプコインを取り扱う主なDEXは以下の通りで、取引所によって購入できる通貨ペアが異なります。
- Meteora(メテオラ):USDTで購入可能
- Raydium(レイディウム):SOLで購入可能
通貨ペアは取引を行う通貨の組み合わせで、Raydiumで取引を行うには仮想通貨SOL(ソラナ)の準備が必要です。
SOL(ソラナ)は、国内取引所ではSBI VCトレードで購入可能です。
今後DEXでの取引も視野に入れている人は口座開設しましょう。
DEXは詐欺コインが紛れやすく、損失を出さないためには見分けられる情報収集力も必要です。
SNS上にある真偽不明の儲け話を信じての投資や、最低購入価格が高額な銘柄は避けましょう。
※参照元:朝日新聞
トランプコイン(TRUMP)を買うときの注意点
トランプコイン(TRUMP)を購入するときは、以下4点に注意して取引を行いましょう。
- 海外取引所の口座やウォレットの送金先アドレスを間違えない
- 安全性の高い取引所を選ぶ
- 一攫千金を狙ってレバレッジを高くし過ぎない
- 日本の法規制対象外のためリスクがある
トランプコインは国内取引所で直接購入できないため、送金手続きが発生します。
送金時に入力するアドレスが間違っていると、資産を失う恐れもあり慎重な操作が必要です。
レバレッジをかけて取引するときは、トランプコインが暴落すると資金が一気に失われるリスクもあります。
暗号資産取引ならではのリスクが多く潜むため、正しく理解してトランプコインを購入しましょう。
送金先アドレスを間違えると資産が消失する恐れがある
海外取引所の口座やウォレットに送金するときは、正しい送金先アドレスを入力しましょう。
アドレスが間違っていると、以下の理由で資産が消失する恐れもあります。
- 間違えて入力したアドレスが実在する他人のアドレスだった
- 他の暗号資産銘柄のアドレスに送金してしまった
誤入力したアドレスが存在しない文字列なら、エラーで送金は実行されない可能性が高いです。
しかし、実在する他人のアドレスだと送金は完了してキャンセルはできません。
まったく知らない人なら連絡手段もないため、資産を取り戻すのは難しいです。
他の暗号資産のアドレスに間違えて送金したときも、名前が似ている銘柄はエラーが検出されず資産が消失する恐れがあります。
- ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)
複数の取引を同時進行すると間違いが起きやすいため、送金手続きは1つずつ確認してから行いましょう。
取引所を選ぶときは安全性やセキュリティ面を最優先する
暗号資産取引所を選ぶときは、安心して取引できるよう、安全性や強固なセキュリティ面を最優先にしましょう。
国内取引所で口座を開設する際は、最低限以下の項目を満たしているか確認する必要があります。
- 暗号資産交換業者として金融庁(地方財務局)に登録済み
- 顧客の資金を運営会社の資金とは分別管理している
- コールドウォレット(オフライン環境で暗号資産を管理)
- 日本暗号資産等取引業協会に加盟している
日本で暗号資産取引所を運営するには、所定の要件を満たした上で金融庁への登録が必須です。
平成29年4月1日から、「暗号資産」に関する新しい制度が開始され、国内で暗号資産と法定通貨との交換サービスを行うには、暗号資産交換業の登録が必要となりました。
引用元:金融庁
登録には審査があり、顧客の資金管理や個人情報保護に関して厳しく規則が定められています。
顧客資金と運営会社資金が分別管理されていると、万が一取引所が破綻しても自分の資産は消失しません。
仮想通貨がオンラインで管理されていると、ハッキングや不正アクセスによる資金流出の可能性も。
取引所の口座が、オフライン管理されているコールドウォレットだと、リスクを低減できます。
海外取引所は金融庁の規制対象外のため、自身で安全性のチェックが必要です。
口座を開設するときは、最低限コールドウォレットを導入している取引所を選びましょう。
DEXでの取引は口座開設の必要がないものの、送金するときはフィッシング詐欺に遭っていないかよく確認しなければいけません。
仮想通貨は値動きが激しいためハイレバレッジはリスクが大きい
トランプコインをはじめとした暗号資産(仮想通貨)は、小さい要因で大きな値動きが起こりやすく、ハイレバレッジ取引はリスクが高いです。
レバレッジ取引は保証金を預けて、実際の資産よりも大きな金額で行う取引方法。
例えば、Buybitでトランプコインを購入するときは、最大10倍のレバレッジをかけられます。
自己資金10万円でも、100万円分の暗号資産取引ができる計算です。
購入したトランプコインが値上がりすると大きな利益が見込めますが、暴落すると一気に資産を失います。
レバレッジなしなら1万円の損失で済んだ取引で10倍のレバレッジをかけていれば、10万円の損失です。
海外取引所では、自己資金と同額の損失が発生すると強制決済となる「ゼロカットシステム」を採用しているケースが多く、相場の回復まで待てません。
強制的な決済によって負債を背負わなくて済むメリットはありますが、自己資金を失うと次の取引ができず、損失の回復が難しくなります。
レバレッジをかけるときは、失っても問題がない資金の範囲内に収まるよう、低めの倍率をかけて取引しましょう。
国内取引所に上場しておらず日本の法規制の対象外
トランプコインは国内取引所に上場していないため、どの方法を選んでも日本の法規制からは外れた取引となります。
海外取引所は日本よりも規制が緩いケースがあり、破綻しても資産の回収が難しいケースも。
日本語のカスタマーサポートに対応していない取引所だと、自力での英語対応が求められます。
資産や個人情報の管理体制が日本とは異なるため、セキュリティや補償面を事前によく確認しましょう。
トランプコイン(TRUMP)の今後の値動きはどうなる?
トランプコインの今後の値動きは、以下の要因で大きく乱高下する可能性があります。
- ミームコインは値動きが大きくなりやすい
- トランプ大統領の発言や政策に左右される可能性がある
- トランプ大統領の関連会社が80%も保有している
- アメリカ国内では政治的に問題視する動きもある
暗号資産の中でも、ミームコインは特に値動きが大きくなりやすいです。
現役アメリカ大統領の公式ミームコインのため、個人の発言だけでなく政治面の影響も大きいと考えられます。
チャート推移も確認し、今後の投資判断の参考にしましょう。
トランプコイン(TRUMP)のチャート推移と傾向
トランプコイン(TRUMP)のリリースからの価格推移のチャートは以下の通りです。
引用元:OFFICIAL TRUMP price today, TRUMP to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap
リリース直後は、半日足らずで1TRUMPあたり26ドルから75ドルに急騰するシーンもありました。
後にトランプ大統領の発言1つで価格が急落しています。
トランプ氏は自身の仮想通貨について、「私が始め、大成功したこと以外、よく知らない」と記者団に発言。その後、価値が落ちた。
引用元:BBC
1月下旬以降、2月上旬にかけては当初ほと急騰または急降下するシーンは見られません。
しかし、政治的な要因が絡んで値動きが大きくなる可能性も。
例えば、2月1日にトランプ大統領の追加関税を決定したニュースは暗号資産市場にも大きく影響しました。
トランプ氏は2月1日、カナダとメキシコに25%の関税、中国には10%の追加関税を課す大統領令に署名した。不法移民やフェンタニルの米国への流入が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく緊急事態に該当すると認定し、大統領権限で関税の引き上げを決めた。
引用元:読売新聞
トランプコインも2月1日から価格の下がり方がやや急になっており、値動きは政策の影響を受けやすい傾向です。
引用元:OFFICIAL TRUMP price today, TRUMP to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap
今後もトランプ大統領の発言や政治動向、世界情勢により価格は大きく変動する可能性があります。
ミームコインは価格が乱高下しやすい傾向にある
トランプコインに限らず、ミームコインは少しのきっかけで価格が乱高下しやすい傾向にあります。
ミームコインとは、ネット上のジョークやおもしろネタをモチーフにした暗号資産です。
実用性に乏しい一方で投機的な売買が行われやすく、特定の人物の発言で価格が大きく変動するケースもあります。
ミームコインの代表的な存在が、ドージコイン(DOGE)です。
ネット上でミーム化された柴犬の写真がアイコンで、イーロン・マスク氏の発言で価格が変動しやすい特徴を持ちます。
ドージコインの2020年から2025年1月までのチャートは以下の通りです。
引用元:Dogecoin price today, DOGE to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap
2021年1月にイーロン・マスク氏がドージコインについてSNS上で触れたのをきっかけに価格が急騰。
以降もイーロン・マスク氏の発言や暗号資産市場のトレンドに合わせて、急落や急騰を繰り返しています。
トランプコインもリリース直後と比べると値動きは落ち着いているものの、トランプ大統領の発言や行動がきっかけで再び乱高下する可能性も。
政治キャンペーンではないとしていますが、政治的行動に対して熱狂的な支持者がトランプコインを買い増すケースも考えられます。
値動きは予測しにくいため、買うときは失っても影響が少ない範囲にとどめましょう。
トランプ大統領の仮想通貨政策はトランプコインに影響する?
トランプ大統領は暗号資産の利用を推進しており、政策がトランプコインに影響する可能性もあります。
例えば、2025年2月4日には記者会見でビットコイン備蓄構想に関する発言がありました。
トランプ米大統領の国家ビットコイン備蓄創設構想について、政権関係者は実現可能性の検証を続けている。トランプ政権で暗号資産(仮想通貨)と人工知能(AI)の責任者に起用されたデービッド・サックス氏が4日、明らかにした。
引用元:Bloomberg
同日のビットコイン市場は、トランプ大統領の追加関税の影響で下落相場だったのが上昇に転じています。
引用元:Bitcoin price today, BTC to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap
同日のトランプコインには同様の値動きはありませんでした。
今後トランプ大統領がトランプコインについて言及する機会があれば、ビットコインのような値動きをする可能性も。
トランプ大統領は、暗号資産に関する政策の報告書を6ヶ月以内に提出するよう求めています。
発言の内容によっては暗号資産市場全体に影響を及ぼす可能性があるため、最新ニュースは逐一確認して投資判断を行いましょう。
発行数のうち80%をトランプ関連会社が保有している点が懸念されている
トランプコインは、発行予定枚数のうち80%をトランプ関連会社が保有しています。
3年間のロック解除スケジュールに従って、トランプ カードの80%を共同所有しています。
引用元:TRUMP MEME
トランプ オーガニゼーションは、現在トランプ大統領の息子2人が実権を握る親族組織です。
トランプコインの取引利益は保有する2社に入るため、「親族の大量保有と大量売却により価格操作ができるのでは」との懸念もあります。
市場のトレンドとは異なる急な値動きがあったり、懸念点がアメリカで問題視されて価値が急落したりする恐れも。
トランプ大統領の息子であるエリック・トランプ氏は、SNS上での暗号資産に関する発言が注目されがちです。
トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏は3日、ソーシャルメディアX(旧ツイッター)に「私の意見では、今はイーサを買い増す絶好の時期だ。お礼は後でいい」と投稿した。同氏はその後、この投稿を編集し、2番目の文を削除した。ワールド・リバティーとトランプ・オーガニゼーションの担当者はコメント要請にすぐに応じていない。
出典:Bloomberg
資産保有中や購入するタイミングでは、トランプ大統領だけでなく親族の動きや発言も確認しましょう。
アメリカ国内で安全保障上の問題点も指摘されている
アメリカ国内では、トランプコインが安全保障の面から問題があると指摘されています。
- 特定の人物や組織からの匿名献金(裏金)が可能
- アメリカと敵対する国家でも購入でき、利益を与える可能性がある
トランプコインの利益はトランプ関連企業に入るため、合法的な裏金受け取りルートになり得ます。
暗号資産は匿名性がありどの国からも購入できるため、アメリカの安全を脅かす可能性も。
上記の問題点が大きく取り上げられると、トランプコインそのものの価値が急落する恐れがあります。
トランプコインには様々なリスク要因があるため、情報収集を徹底した上で投資判断を行いましょう。