2023年10月13日14:11
静岡銀行は、第 1 次中期経営計画「Xover~新時代を拓く」の基本戦略「グループビジネス戦略」の一環として、マレーシアにおける顧客の金融・貿易・投資などのニーズに対応するため、2023年10月12日、CIMB Bank Berhadと業務提携契約を締結したと発表した。
CIMB Bankは、マレーシア国内217 店舗、海外支店としてタイ、ベトナム、ロンドンほかを有する。資産規模は12 兆 333 億円(2022 年 12 月)、従業員数が1万5,800 人(2022 年 12 月)となる。
静岡銀行では、6 つの海外拠点と 16 の提携金融機関とのネットワークを活用し、顧客の海外での事業展開の支援に取り組む。
マレーシアは、ASEAN 諸国のなかでも高度なインフラサービスを誇り、高い語学力、政府機関によるハラル認証、地理的優位性などを背景に、同国を拠点に第三国へのビジネス展開をめざす企業にとっては有望な投資先だという。
こうした背景を踏まえ、マレーシアにおける総合的な金融支援体制を整備するため、同国内で第 2位の資産規模を有する CIMB Bank と業務提携契約を締結した。
また、CIMB Bank は、静岡銀行がインドネシアで提携する CIMB ニアガ銀行を含む CIMB 金融グループ企業を統括しているため、今後は、同グループ内企業との協業も可能となるなど、海外でのサポート体制の拡充につながるそうだ。
すでにマレーシアに進出している、あるいは進出を検討している顧客に対して、CIMB の金融サービスを提供することで支援体制の強化を図る。取引先のメリットとして、CIMB Bank では、日本語が堪能なスタッフを配置したジャパンデスクを有しているため、現地で日本語によるサービスを受けることが可能だ。また、CIMB Bank から、マレーシアで事業を展開するために必要となる外貨管理制度や法令、ハラル認証等の情報を迅速かつタイムリーに入手することができるという。