独自開発の新型リテールメディアサービスを提供(ストアギーク)

2023年10月17日19:07

フリークアウト・ホールディングスとフェズとの合弁会社であるストアギークは、2023年10月17日より独自開発した新型リテールメディアサービス「ストアギークサイネージ」の提供を開始すると発表した。これにより、小売事業者・メーカーは、店舗内の大半を占める定番棚前で訴求力の高い新たなコミュニケーション施策の実施が可能になる。

独自開発した新型リテールメディアサービス「ストアギークサイネージ」の設置イメージ(ストアギーク)

ストアギークでは、フリークアウトの持つマーケティングテクノロジーへの知見及びデジタルサイネージ領域のプロダクト開発力とフェズの持つリテールメディアに関するノウハウを活かし、新たなリテールメディアサービス「ストアギークサイネージ」を独自開発した。

「ストアギークサイネージ」は、すでに複数の大手ドラッグストアチェーンにてPoC(Proof of Concept:概念実証)の実施、導入の決定も進んでおり、設置によって対象カテゴリに対して10%前後、訴求商品に対して20%前後の購買率上昇が確認できているという。

特徴として、消費者の購買行動の約8割は定番棚から発生していると言われているが、「ストアギークサイネージ」は、定番棚での購入直前のタイミングに視認性高くアプローチできるよう最適化している。商品棚の陳列スペースを狭めることなく、棚前を行き交う消費者に訴求力の高い新たなコミュニケーション施策を実施できるという。

また。「ストアギークサイネージ」で採用する独自HWの縦長形状を活かし、カテゴリ拡大と訴求商品の購買を同時に促すコンテンツ配信が可能だ。定番棚での購入直前のタイミングに合わせた効果的なクリエイティブにより、購買効果を高めることができるそうだ。

さらに、フェズが提供するリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」をベースに、ID-POSデータを用いたサイネージへの広告配信に対する効果検証を行うことができる。

ストアギークでは、まず全国のドラッグストアチェーンに導入を提案し、複数のドラッグストア様を横断した広告/販促の施策実施が可能なリテールメディアネットワークを構築していく。

第一弾としてPoCを通して、同サービスの活用との親和性の高かったオーラルケアカテゴリの売上向上を目指し、小売企業、メーカー企業、双方への提案を進める。

メーカーの販売促進に留まらず、商品ブランドのメッセージ発信まで行える店内起点の新たなコミュニケーション施策を推進し、リテールメディアの可能性を広げていくそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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