「PLANT」と生成AI活用でShufoo!とサイネージ向け販促クリエイティブ自動生成の実証実験(ONE COMPATH)

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2026年4月27日8:40

TOPPANグループのONE COMPATH(ワン・コンパス)は、PLANT協力のもと、生成AIを活用して電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」および店頭デジタルサイネージ向けの販促クリエイティブを自動生成し、配信する実証実験を行った。同実験は、PLANT 川北店(石川県)にて実施され、クリエイティブ制作の効率化のほか、一部のコンテンツにて通常チラシよりも若年層の閲覧数増加の傾向が確認された。実証実験の結果、最小限のリソースで「レギュラーチラシ以外」の集客施策を展開することが可能となり、未実施期間と比較して20~30代の閲覧数が多いという傾向が確認されたという。

AIに任せてリソース削減&隙間コンテンツ公開で閲覧数・閲覧来店数向上(ONE COMPATH)

「販促クリエイティブ自動生成ツール(β版)」は、商品情報を登録し、生成するテンプレートを選択することで、簡単・自動で販促クリエイティブが生成されるShufoo!AIのオプションツールだ。テーマ設定や商品配置もAIが判断。AIの出力後は、内容の修正や追記ができる編集機能で調整が可能だ。定期的に配信されるチラシとは別に、工数をかけずにコンテンツ配信を行うことで、情報の隙間をなくし、来店促進につなげる。

同実証実験では、ONE COMPATHが開発した「販促クリエイティブ自動生成ツール(β版)」を使用し、PLANT 川北店にて実際の販促業務への導入検証を行った。単なるツールの機能検証にとどまらず、小売業が抱えるさまざまな課題解決を目指している。

具体的に、デザインスキルや専門知識がない担当者でも、商品情報を入力するだけで、スマートフォン(Shufoo!)や店頭サイネージそれぞれの視認性に最適化されたクリエイティブを生成できる体制を目指した。店舗ごとに人気の商品やおすすめの商品情報をあらかじめ登録しておけば、コンテンツのテンプレートを選択するだけで10~15分程度でチラシ生成が可能だ。

また、PLANT川北店では、特売日等のレギュラーチラシに加え、特定の商品や施策に絞ったデジタル専用チラシの制作・展開が、販促効果向上のための重要な施策として検討されていた。しかし、制作リソースや予算配分の問題から、レギュラーチラシと並行して個別のデジタルチラシを制作することが困難な状況にあった。

この課題に対し、Shufoo!AIが提供する「チラシ生成AI」を活用した新たな制作フローを導入。レギュラーチラシの既存コンテンツをAIで効率的に再構成し、デジタル専用チラシとして情報公開する体制を構築した。これにより、制作工数を押さえながら、レギュラーチラシの公開間隔を新しい情報で埋めることができ、顧客向けの情報発信数を増やすことに成功した。

同施策の結果、複数のチラシを同時掲載することでユーザーとの接点が拡大し、チラシ閲覧数の平均は1.3倍に増加。それに伴いチラシ閲覧後の来店回数の平均は1.8倍と大幅な増加となった。特に追加した一部のデジタルチラシでは、レギュラーチラシよりも、20~30代の閲覧数が多いものもあり、全年齢の閲覧数向上に加えて、若年層の接点増加の可能性を見出している。

今後はデジタルチラシを活用して、施策と施策の隙間を埋める打ち手の追加はもちろん、店舗、商品、施策ごとの販促目的に応じたデジタルコンテンツの作成を簡単に実現できるようになったという。

また、他店舗との比較では、Shufoo!AIで生成したデジタルチラシに掲載した商品のPI値が高く推移した結果も確認されており、今後の活用に期待が高まっている。

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