5行共同利用システム「MEJAR」をオープン系システムへ移行(NTTデータ)

2024年1月4日16:25

NTTデータは、横浜銀行、北海道銀行、七十七銀行、東日本銀行の5行(以下:MEJAR)が共同利用しているシステムをオープン系システムへ移行し、2024年1月4日より国内銀行業界初、マルチバンクオープン勘定系システムの稼働を開始したと発表した。

NTTデータは、2010年1月の横浜銀行のサービス利用を皮切りに、MEJAR各行へメインフレームによる共同利用システムを提供してきた。2019年以降、次期MEJARのオープン系システムへの移行を目指し、次期システム基盤の技術面・コスト面の検証を行い、研究開発と技術検証の結果、2021年4月にPITON(ピトン)を使った勘定系システムの開発に着手した。MEJARのシステム移行を完了し、2024年1月4日に銀行業界初となるマルチバンクオープン勘定系システムの稼働を開始している。

同取り組みでは、NTTデータ地銀共同センターなどで高い実績を持つ標準バンキング・アプリケーション「BeSTA」をベースにしたアプリケーション資産を、マイグレーションの上継続利用することで移行リスクの低減やサービス品質を確保したという。また、アプリケーションを含めたシステム資源を複数行で共用するマルチバンク方式を継続し、オープン化を実現している。

MEJARのPITON採用によるオープン系システムのサービスを皮切りとし、ミッションクリティカル領域を中心に、PITONを使ったオープン系システム移行の拡大を進めていくそうだ。すでに、しんきん共同センターの次期勘定系システムはPITONを採用することが決定しており、2026年のオープン系システムへの移行に向けて開発を進めている。

さらに、ミッションクリティカルシステムのさらなる効率的な運用や金融機関の管理負担の軽減に向け、将来的な勘定系システムのクラウド構想の実現を目指す。

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financenews

Finance News Navi編集部

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