2024年6月5日15:27
ドリームインキュベータ(DI)は、山陰合同銀行およびエクスペリサスと連携し、地域の観光振興を目的として「インバウンド(訪日外国人)富裕層旅行者向け高付加価値観光コンテンツの企画および誘客促進プロジェクト」を開始した。
同プロジェクトを通し、山陰の魅力的な観光資源を世界に通用するものへと磨き上げ、体験コンテンツ化してインバウンド富裕層旅行者向けに発信することで、地域のブランド力、認知度の向上を図るとともに、実際に誘客促進も図ることで、地域観光消費の拡大や持続可能な観光地域づくりに向けて貢献することを目指すという。
日本政府は2030年までに訪日外国人数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円を目標としており、主要都市圏のみならず地方においてもインバウンド富裕層向けの旅行市場は注目を集めている。一方で、山陰全域に豊富な観光資源が点在しつつも、現状富裕層旅行者向けのコンテンツは不足しており、発信・受入体制についても不十分な状況だ。また、今後地方間のインバウンド富裕層旅行者の誘客競争も激化していくことが想定されている。
DIは、国内外の大企業・政府系機関・スタートアップ等と連動した社会課題解決型ビジネスプロデュースに広く取り組んできた。同プロジェクトは、日本が標榜する観光立国化・地方創生の高次元での両立を目指す、DIにとっても新たなチャレンジであり、地域の人口増・観光事業を通した外貨獲得・地域経済活性化に資する取り組みであると考えたという。同プロジェクトを契機に、同社はインバウンド観光領域においても、大企業・スタートアップ間の連携による新事業プロデュースを通じ、山陰以外の地域も含めた日本全国へのビジネスプロデュース拡大・社会インパクトのスケールアップを加速していきたいとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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