2024年6月6日17:52
楽天証券は、2024年5月末時点の預り資産残高が、30兆円を突破したと発表した。2023年4月に20兆円に到達してから、過去最速の約13カ月で10兆円増となったそうだ。
楽天証券は、1999年に日本で初めてオンライン専業の証券会社としてサービスを開始した。近年では、NISA制度を活用した資産づくりの拡がりなどを背景に、株式やFXなどのトレーディングを主にする人に加え、2023年末には、利用者の約半数が30代以下を占めるなど、これから資産をつくっていく若年層の利用者も増加しているそうだ。国内株式取引手数料無料の「ゼロコース」や各種トレーディングツールの提供など投資環境の充実を図るとともに、「楽天ポイント」や「楽天カード」、「楽天キャッシュ(オンライン電子マネー)」を利用した投資サービスの拡充、楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」の提供など、「楽天エコシステム(経済圏)」の強みを最大限に活かし、投資初心者が利用しやすい環境づくりを強化している。これらの取り組みが評価され、2024年4月に、証券総合口座数が国内証券会社単体(開示情報ベース)で最多となる1,100万口座超になった。また、過去最速となる約13カ月で10兆円増となる30兆円(前年同月末比+44%)を突破するに至ったそうだ。
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Finance News Navi編集部
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