2024年9月30日12:48
アドウェイズ の子会社である 台湾の傑思‧愛徳威媒體股份有限公司 (以下、JS Adways)は、台湾ファミリーマートと連携を行い、リテールメディア・ネットワーク(以下RMN)を活用した事業をスタートした。
RMNとは、オンサイト広告(自社アプリ、小売Webサイト)、インストア広告(店内デジタルサイネージなど)とオフサイト広告(購買データと広告IDを連携し配信を行うデジタル広告)の3つのリテールメディアを束ねた、ネットワーク型広告メディアプラットフォームサービスを指す。
ここ近年、RMNは世界中で急速に市場シェアを拡大し続け、小売店のみならず、航空会社から決済プラットフォームまで、さまざまな企業が新規参入するなど、ファーストパーティデータを活用した新たなマーケティングソリューションに大きな期待が寄せられている。
JS Adwaysは、2023年末より、台湾全土に4,200以上の実店舗を持つ、台湾のコンビニエンスストアである台湾ファミリーマートと提携し、RMNを活用した新しいマーケティング施策に取り組み始めた。アプリ会員、ECサイト会員、LINE公式アカウント、各種ソーシャルメディア、店頭サイネージなどのチャネルを組み合わせると、1,800万人を超えるユーザーに広告を届けることが可能だ。
この台湾ファミリーマートのRMNと連携し、2024年6月には、台湾最大規模の通販サイト「PChome」が運営する日本製品を取り扱う越境ECサイト「bibian」の、618ショッピングフェスティバル(毎年6月1日~6月18日に開催される、大規模な値引きセールが行われる中華圏のキャンペーン期間)に関連するマーケティング支援を行った。
膨大なトラフィックを効果的に活用し、市場における主流のデジタルメディア広告の欠点を補い、広告のリーチとクリックスルー率の拡大に成功したことで、期間中「bibian」の日本製品エリアへの訪問数は4倍以上増加し、ブランドの露出とトラフィックの増加に役立ったそうだ。