2025年6月22日14:59
三井不動産は、施設内での配送業務負担軽減を目的とし、米国で自動配送ロボットを展開するAvride inc.のロボットを活用し、三井アウトレットパーク 木更津での実証実験を開始する。
同社は、木更津・長島など国内13拠点で運営するアウトレットモール「三井アウトレットパーク」の出店ブランドから、約140のショップが参加する公式オンラインショッピングサイト「三井アウトレットパーク オンライン」を2025年3月17日にオープンした。
同サービスは、アウトレットモールの店頭商品をオンラインでショップから直接購入し、自宅で商品受取できる、業界初の取り組みとなる。
同実証実験では、今後の同サービスの需要拡大に備え、ロボットを活用した自動配送を導入することによって梱包資材等のアウトレット施設内の配送効率向上と、配送業務の負担軽減を目指す。
同サービスで注文された商品のほとんどは出店店舗の在庫から引当、アウトレット施設から出荷しているため、店舗側では日々の接客業務に加え、配送業務を行っている。出荷までは、① 注文商品の引当、② 注文商品のピッキング、③ 商品梱包、④ 配送業者への商品引渡し、を行っている。
上記③の作業では、現状店舗側で所定の梱包資材保管場所へ梱包資材を取りに行く業務負荷がかかっており、上記④の作業においても、配送業者側で広大な敷地内で集荷のために各店舗を巡回しており、業務負荷がかかっているため、Avrideの自動運転配送ロボットを用いることで梱包資材や梱包した商品等の運搬を自動化することによる配送の効率化を目指す。
同実証実験を通じて、広大なアウトレット施設の中を自動配送ロボットが配送することで、店舗や配送業者の負担を軽減し、よりスムーズな配送の仕組みづくりを実現するという。