日本IBMと協業し地銀向け「メインフレーム共同プラットフォーム」提供(三菱UFJ銀行)

2024年10月2日15:25

三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である三菱UFJ銀行は、2024年10月1日、地方銀行向けメインフレームの保有・提供を目的として新たに設立された合同会社礎と匿名組合契約を締結し、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)との協業により、地方銀行向け「メインフレーム共同プラットフォーム」の提供をから開始した。

今回のスキームの概要(三菱UFJ銀行)

同スキームにおいて同行が匿名組合を通じて出資する合同会社礎は、日本IBMよりメインフレームを一括して調達、保有し、日本IBMとの協業により、地方銀行向けに提供する。また、メインフレームなどの一部の設置場所として、同行の所有するデータセンターを賃借する。礎によるスキーム運営については、Chance 地銀共同化事業の運営支援を担う三菱UFJ インフォメーションテクノロジー( MUIT)がこれを支援する。同枠組みにより、同スキームを利用する地方銀行は、同行の勘定系システムを支える日本IBM製メインフレームの信頼性と継続性を、より安定的かつ経済的に受けることが可能となるそうだ。

同行では、これまでも日本 IBM との協業により、Chance に取り組んできた。同スキームはChanceを起点に従来のシステム共同化の枠組みを超え、さらに発展させる取り組みであり、Chance 参加行が採用を検討しているほか、他の地銀共同化グループであるじゅうだん会とFlight21による採用が決定している。

この記事の著者

financenews

Finance News Navi編集部

金融分野(銀行、投資、証券、保険)のテクノロジー、マーケティング、最新動向の啓蒙ポータルサイト

関連記事

ファイナンスニュース最新情報

ペイメントニュース最新情報

PAGE TOP