2024年10月25日12:00
W2は、EC事業者向けに生成AIを具体的に活用した売上向上施策から運営効率化を図るサービスプランの提供を開始したと発表した。
W2は、2005年創業、2024年9月に創業20期を迎えた。ECに関わる業務において深く熟知していることやW2社内で生成AIを活用しているため、ECと生成AIを掛け合わせたノウハウが蓄積されているそうだ。これにより、EC事業者は生成AIを活用することで売上の拡大、業務工数の削減、生産性の向上を実現し、事業のスケール化を実現できるという。
このほど、W2はEC事業者向けに顧客・購買情報などのデータと生成AIを活用した、売上の拡大、業務工数の削減、生産性の向上、そして新たなイノベーション創出を目的として、AI活用PoCサービスの提供を開始した。同サービスを通じて、EC事業者は本質的な課題を解決し、事業のスケール化を実現できるそうだ。
W2では、EC事業者が生成AIを活用するまでのロードマップを策定し、企画段階から要件定義、運用フェーズまでの一連の流れを明確にしているという。
AI活用PoCサービス導入検討時では、ECプラットフォームおよび製品開発・業務支援に生成AIを具体的に活用したサービスを提供する。例えば、RFP/RFI作成の際に生成AIがEC業務やシステムの課題を洗い出し、プロジェクトをサポートする。
W2では、ChatGPT、Claude、Geminiを活用し、EC業務にどのように役立つのかを実際にPoCフェーズで具体的なユースケース(顧客対応の自動化・レポート作成の効率化など)における技術的に実現可能かを試してもらう。また、システム設計、導入コスト、運用コスト、メンテナンスコストなど、あらゆる視点からROIを検証し費用対効果の最適化を算出するそうだ。
PoCフェーズの成果物として、業務分野22リスト中から最適化されたプロンプトを提案した後、これらの結果を基にプロンプトの整備とAI組み込み機能、実装方法を詳細に定義してユーザーインターフェースを含むシステムの設計・開発を行う。運用フェーズではEC事業者側で生成AI活用の内製化を支援する体制が整ってるため、技術的なアドバイスやシステムプロンプトを組み込む支援を行う。これにより、ユーザーからの入力に対して、より適切で具体的な回答や処理を行うことができるようになる。
また、SaaSシステムでは、生成AIを活用した新機能の追加や、内製化を促進する支援サービスを随時提供することで、低コストでの利用を可能とし、EC事業者の業務工数の削減、生産性の向上をサポートする。