インドネシアのデジタルウォレットDANAとカードレス出金サービスで提携(セブン銀行)

2024年11月1日16:36

セブン銀行の海外グループ会社であるPT. ABADI TAMBAH MULIA INTERNASIONAL(インドネシア、以下 ATMi)は、2024 年 10 月 24 日に、PT. Espay Debit Indonesia Koe.(インドネシア)が提供するインドネシア国内大手デジタルウォレット DANA のカードレス出金サービスの提携を開始した。

これは、ATMi の株主でもある現地ネットワーク会社の PT. ALTO Network(インドネシア)を介して行うサービスで、ATMi では初のデジタルウォレット取引サービスの提供となる。

DANA は、インドネシア国内において主流なデジタルウォレットの1つ。アプリを通じてデジタルウォレットにて QR コードによる支払いのほか、銀行振込・ウォレット間の送金や、携帯料金の支払いなどさまざまなシーンで利用でき、ユーザ数は 1 億 8,000 万人以上にのぼる。

インドネシア国内では、デジタル化の拡大により都市部周辺でキャッシュレス決済が増加している一方で、地方部や個人商店などでは未だ現金が主な支払い手段になる。また、インドネシアではクレジットカードの普及率や銀行口座の保有率が低いため、銀行口座を利用する必要のない DANA をはじめとするデジタルウォレットを介した現金の出金ニーズが根強く残っている。今回の提携により、DANA を通じて近くの Alfamart および Indomaret の店舗に 9,000 台以上設置してある ATMi のATMで、現地カードレスで現金の引き出しが可能になる。

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Finance News Navi編集部

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