JTB旅連事業と業務提携を開始、食材調達業務をデジタル化(インフォマート)

2024年12月2日9:12

インフォマートは、JTBのグループのJTB旅連事業との業務提携契約を締結した。同社は、宿泊施設と生産者・加工食品業者をつなぎ、食材の調達業務を効率化する「ホテル・旅館向けマーケットプレイス」を「BtoBプラットフォーム 商談」内に新たに開設し、全国の宿泊施設と生産者・加工食品業者とのマッチングおよび安定した食材需給運用の支援を行う。「ホテル・旅館向けマーケットプレイス」は2025年4月のサービス提供開始を目指す。


「ホテル・旅館向けマーケットプレイス」を開設し、食材調達業務のデジタル化による業務効率化を実現(インフォマート)

これにより、宿泊施設の食材安定供給、調達コストの抑制、食材調達業務の効率化、生産性向上の実現につなげる。また、両社は同取り組みを通じ、取引先事業者と共に、フードロス等のSDGsやCSR活動にも貢献していきたいとしている。

JTB旅連事業は、JTB協定旅館ホテル連盟に加盟している旅館・ホテルを主として、宿泊施設の経営をサポートしている。その中で、ホテル・旅館側から、最適な食材や仕入先の発掘が困難であることや、仕入れ業務が煩雑であること等から、業務のデジタル化が難しく、業務改善が進みにくいといった声が寄せられていたそうだ。

また、生産者・加工食品業者からは、「効率的に新たな販売先となる宿泊施設を見つけたい」という要望を受けていた。

そこで、食材の調達に関する業務のデジタル化を推進したいと考え、宿泊業界と生産者・加工食品業者をつなぎ、業務の効率化や人手不足の解消、食材の調達業務のデジタル化を可能にできる場の提供を考えていた。

一方、インフォマートが提供する「BtoBプラットフォーム 商談」は、食品・食材を売りたい・買いたい企業同士をマッチングすることに強みがあり、最適な食材や取引先が見つかる国内最大級の業務用食品・食材の商談プラットフォームだという。

このような背景から、両社は業務提携を行うこととなった。なお、食材の調達関連事業は、JTB旅連事業として初めての取り組みとなるそうだ。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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