2025年3月19日14:14
日立製作所(日立)と、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、共創により、日立の融資DXサービスと日本IBMの金融デジタルサービス・プラットフォームとの連携を、2025年3月17日より開始する。具体的には、日立が提供する「金融機関向け融資DX推進サービス」と、日本IBMが提供する複数サービスとの連携を可能とした業務マイクロサービス基盤である「金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム(DSP)」が連携し、これまで一連の融資業務のうち、金融機関側が個別に勘定系システムにアクセスしていた顧客情報や与信などの照会に関するプロセスが、融資DXサービスの機能拡大として組み込まれる。これにより、ワンフロー化して効率化することで、生産性向上ならびにコスト削減につなげるそうだ。

日立と日本IBMは、2024年9月より、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)と3社で、地域金融機関の課題解決による価値向上と地域創生の実現に向けて、DX推進に関する共創検討を開始しており、今回の融資DXサービスの機能拡大は共創の一環となる。今後はさらなる取り組みの深化として、生成AIを活用するなど、融資DXサービスとDSPの連携による、融資業務における広範囲のDX変革に継続して取り組むそうだ。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
金融分野(銀行、投資、証券、保険)のテクノロジー、マーケティング、最新動向の啓蒙ポータルサイト