TOPPANの紙製飲料容器「カートカン」を用いた飲料水を活用(三菱UFJ銀行)

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2025年7月3日8:13

三菱UFJ銀行と、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN、TOPPANエッジは、飲料水をテーマに環境意識啓発の取り組みで連携し、TOPPANの提供する紙製飲料容器「カートカン」の飲料水を、三菱UFJ銀行の東京を中心とした本部ビル内にて2025年7月より利用開始した。TOPPANが飲料メーカーを介さず「カートカン」飲料を提供するのは初だという。

紙製飲料容器「カートカン」(三菱UFJ銀行/TOPPAN/TOPPANエッジ)

「カートカン」は間伐材を含む国産材を30%以上利用した紙を主原料としている。「カートカン」を使ったMUFGオリジナルデザインの「MUFGウォーター」は会議室等で顧客に提供する。

「MUFGウォーター」の導入は、間伐材の適正な利用による国内の森林環境の植える→育てる→収穫するといった好循環促進への貢献、CO2吸収源の育成、さらには林業従事者の支援による地域経済の活性化へとつながる取り組みであり、顧客へ提供する機会を通じ、三菱UFJ銀行の従業員自らの環境意識醸成のきっかけともなるという。こういった取り組みをきっかけに、三菱UFJ銀行では、プラスチック使用量およびCO2排出量削減に取り組むとともに、使用後の「カートカン」を再生紙としてリサイクルすることで資源循環へつなげる。

MUFGは2024年度からの中期経営計画において、「社会課題の解決」を重要な柱に掲げ、サステナビリティ経営において「カーボンニュートラル社会の実現」「自然資本・生物多様性の再生」「循環型経済の促進」を優先課題として位置付け、関連する取り組みを推進している。

TOPPANグループは、社会課題解決に向けた取り組みを加速させるため定めた、サステナビリティにおける事業活動マテリアリティの1つとして「サステナブルな地球環境」を掲げ、脱炭素社会の実現をめざしており、その中で「カートカン®」の普及を通じた持続可能な社会づくりを推進している。

これらの背景から、持続可能な社会の実現に向けた環境意識啓発の取り組みとして3社の連携を開始し、このほどTOPPANの提供する「カートカン」を用いた「MUFGウォーター」を三菱UFJ銀行に導入する。

「カートカン」は、TOPPANグループの透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」を使用した、長期保存と風味の維持が可能な紙製飲料容器だ。原料に間伐材を含む国産材を30%以上利用しており、「間伐材マーク」を取得していることから、積極的にサステナブル活動を推進する食品・飲料メーカー等で採用が広がってきた。また、容器としてのプラスチック使用量比率が、プラスチック製のPETボトルが100%であることに比べて、「カートカン®」は紙がメイン材料でプラスチック使用量比率が約30%であることから、PETボトルからの置き換えによりプラスチック使用量の削減を実現するそうだ。

TOPPANは2025年6月より、企業のノベルティや来客・会議用途として「カートカン」に充填したオリジナル天然水の販売を開始した。このほど、その「カートカン」飲料の採用第一弾として、MUFGオリジナルデザインの「MUFGウォーター」(純水・195g)を提供する。

この記事の著者

financenews

Finance News Navi編集部

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