2024年2月2日16:02
GMOあおぞらネット銀行は、2024年2月1日付で池田泉州ホールディングス(池田泉州HD)が新たに設立するデジタルバンク子会社01Bank(ゼロワンバンク)設立準備が提供を予定するサービスにおいて、同社の「BaaS byGMOあおぞら」の導入を決定した。01Bankさまにおけるサービス提供は、関係当局の許認可等が前提となるそうだ。
これは、銀行が銀行にサービス・機能をBaaSとして提供する取り組みとなり、銀行システム構築における新たな選択肢を示すものだという。
同社は、銀行API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)をはじめとした各種銀行機能を細分化し、パーツとして提供するBaaSの提案・提供を強化している。すでに550件超の契約実績があるそうだ。
今回、社内にエンジニアを有し、高い技術力、開発力、機動力があること、また多種多様な事業者にBaaS提供実績があることを池田泉州HDに評価され「BaaS byGMOあおぞら」の導入が決定したそうだ。
同社は、新たに設立が予定される新銀行01BankへBaaS型で、預金や融資、審査分析などの銀行機能を提供する予定だ。これにより、01Bankが目指している「安心・安全」「フレキシビリティ」「ローコスト」で「質の高いUI/UX」を提供する「データドリブン型」の銀行システムの構築につなげていくそうだ。
なお、ターゲットとなる顧客層は、開業当初は中小/零細などの事業運営改善の目的等でPFer(プラットフォーマー)の提供するクラウドサービス利用に積極的な事業者を対象とする。事業者が普段から利用するクラウドサービスを提供するPFerと連携し、顧客の銀行口座取引データや会計・財務データに加え、PFerが有するデータを活用する「PFerデータモデル」によって多面的・適正に事業性を評価し、利用者の成長をサポートするという。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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