2024年8月2日15:00
TISは、経営管理サービス群「ACTIONARISE」のクラウド型経費精算システム「Spendia(スペンディア)」に、インボイス制度に対応した請求書発行機能や全銀EDIシステム(以下:ZEDI)対応機能など新たに17機能を追加、提供開始した。
「Spendia」はTISが経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービスだ。SaaSでありながら、大企業ならではの要件にも対応できる豊富な機能と柔軟性をもち、スマホアプリで経費精算を完了できる利便性が特長だという。
新機能として、取引先に対する請求伝票作成およびインボイスの発行機能を追加し、請求書受領から発行まで対応。請求書発行の申請・承認ワークフローや請求書のレイアウトは自由に変更でき、ワンクリックで請求書のPDFを出力・ダウンロードが可能だ。請求先や入金情報、請求先担当者などの情報のマスタ登録にも対応している。
また、取引先から受領したデジタルインボイスをもとに、一般社団法人全国銀行資金決済ネットワークの標準仕様に対応した銀行振込データ(支払通知番号や請求書番号、振込口座・金額等情報を含む)を自動作成する。受取企業が銀行振込データから取引内容を確認することが可能となるため、問い合わせ対応が削減するそうだ。
さらに、すでに入力した情報に基づいて入力不要な項目の表示を自動的に制御することで、規定やポリシーに沿ったデータを自動設定。入力ミスの減少による入力精度の向上やコンプライアンス向上につなげる。
TISでは、今回の新機能追加により、導入企業における経費精算・請求業務のデジタル完結によるさらなる生産性向上につなげる。今後、経費精算業務をはじめ、債権・債務管理業務まで会計フロントとして領域を広げ、さらなる経理業務の効率化につながるバージョンアップを順次予定している。クラウド型経費精算システム「Spendia」の提供により、企業の業務効率化やデジタル化を支援し、競争力強化につなげる。