2024年8月7日16:43
Japan Alternative Market(JAX)は、楽天証券ホールディングス(楽天証券HD)をはじめとする証券会社などから出資を募り、私設取引システム(PTS)の運営を目的として設立、2024年内のサービス開始に向けて準備を進めていると発表した。
JAXは、個人のニーズにフォーカスした新しい株式取引の価値提供を目的として設立されたPTS運営会社だ。公平で透明性の高い取引環境の実現を目指し、まずは国内株式(単元株)を中心に、立会外時間も含めた柔軟な取引時間やより有利な価格での取引機会などを提供する予定だ。
昨今、個人の投資・資産づくりに対する関心は高まりを見せ、利用者のお金に関する課題解決につながる商品・サービスの提供は必要不可欠だという。取引時間の柔軟性、より良い価格での取引機会、国内外商品の取り扱いなど、多様で複雑化する個人の株式取引ニーズに応えるため、今回、楽天証券HDをはじめとする証券会社などから出資を募り、JAXを設立した。JAXは今後、中立性を重視した共同運営で、新しい株式取引の価値を提供していく。その実現のために、サービス開始までに、ネット証券会社を中心にステークホルダーからさらなる資本参加を募る。なお、JAXは、第一種金融商品取引業の登録、および、私設取引システム(PTS)運営業務の認可を取得後、2024年内のサービス開始を目指している。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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