2025年1月21日8:10
ゆうちょ銀行は、2025年1月17日、急増する特殊詐欺等の被害拡大防止や口座不正利用防止を目的に、警察庁と「情報連携協定書」を締結した。
昨今、急増している特殊詐欺や SNS 型投資・ロマンス詐欺の被害金の送金先として、銀行口座が不正利用される事象が発生している。警察庁および金融庁から金融機関あての要請「法人口座を含む預貯金口座の不正利用等防止に向けた対策の一層の強化について」(2024 年 8 月 23 日)においても、警察への情報提供・連携の強化が求められていることから、同協定書を締結し、特殊詐欺等の被害拡大や口座不正利用の防止を図るという。
同連携により、ゆうちょ銀行で実施しているモニタリングを通じ、詐欺被害に遭っている可能性が高いと判断した口座情報を、警察庁および関係する都道府県警察に迅速に提供する。
都道府県警察は提供された情報をもとに被害の可能性のある方に接触を試みることで、被害拡大防止を図る。
また、詐欺等に不正利用されている可能性が高いと判断した口座情報についても提供し、都道府県警察による迅速な犯罪捜査につなげるそうだ。
全国警察を対象とした連携は国内で初めての試みであり、同取り組みを推進することで、さらなる犯罪防止に取り組むそうだ。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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