GHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」導入(MUFG)

2025年2月17日16:54

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サステナビリティ基準委員会(以下、SSBJ)が開発するサステナビリティ開示基準(以下、SSBJ基準)の適用を目指しており、サステナビリティ関連財務開示を構成する自社のGHG排出量のデータ品質・信頼性向上に向けた取り組みの一環として、2025年2月17日付でゼロボードと契約を締結し、ゼロボードが開発・提供するGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を導入する。

ゼロボードが開発・提供するGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を導入(MUFG)

GHG排出量の開示については、2024年3月29日にSSBJより公開草案が公表され、同年度中の基準確定に向けて議論されている。SSBJ基準の最終化を経て法令として定められれば、これまでの任意開示以上に、法定開示情報として十分な品質・信頼性を担保する必要がある。

そのため、MUFGは、GHG排出量算定における内部統制を支えるシステムプラットフォームとして「Zeroboard」を活用しつつ、さらなるデータ品質・信頼性改善に努めていきたいとした。
MUFGの連結子会社である三菱UFJ銀行は、2021年11月5日に法人顧客の脱炭素経営への支援強化に向けて協業することをゼロボードと基本合意し、2023年3月23日のゼロボードへの出資を経て、MUFGの顧客(法人)の脱炭素化の取り組みを支援するべく、ゼロボードが開発・提供するクラウドサービス「Zeroboard」を紹介してきた。

今後MUFGは、自らの「Zeroboard」活用過程において得られた国際基準に基づくグループ・グローバルベースのGHG算定において有効な機能やサービスをゼロボードに還元することで、「Zeroboard」がより良いプロダクトへ成熟していくことにつなげるそうだ。

また、三菱UFJ銀行は、中堅中小企業から大企業まで幅広い顧客に対し、ゼロボードと共に脱炭素化の取り組み支援を行うことで、脱炭素社会の実現につなげるという。

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financenews

Finance News Navi編集部

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