足利銀行が業界横断の顔画像による不正検知サービス「LIQUID Shield」導入(Liquid)

2025年4月11日18:30

Liquidは、このほど、足利銀行(栃木県宇都宮市)が、地方銀行で初めて、業界横断の顔画像による不正検知サービス「LIQUID Shield」を導入したと発表した。足利銀行のWeb口座開設サービス申し込み時の本人確認データを対象に、顔画像や本人特定事項の使い回しがないかをチェックし、不正口座の防止を強化するという。

約3,000万件のデータベースで不正口座開設を防止(Liquid)

「LIQUID Shield」は、約3,000万件の業界横断の事業者共通データベースをもとに、取引時の本人確認情報をリアルタイムでモニタリングする不正検知サービスだ。同じ顔画像で氏名や生年月日が異なるなど、1社単独では見抜けない不正を検知し、リスクの高い口座開設や取引を防止する。近年、不正手口の巧妙化が進む中、「LIQUID Shield」の月間不正検知数は前年比約2倍に増加しており、業界横断のアプローチが不正対策において有効であるという。

足利銀行では、不正対策のさらなる強化を目的に、目視審査に加えた新たな対応策として「LIQUID Shield」導入に至った。インターネット銀行など、非対面受付が主となる金融機関の不正データを活用できる点が評価されている。

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Finance News Navi編集部

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