2023年11月29日13:20
STORES は、店舗アプリ開発サービス「STORES ブランドアプリ」において、パワーエッジが提供するクラウド型POSシステム「DealerShip」と連携したと発表した。今回の連携以降、STORES ブランドアプリにおいて、POSからSKU(ストック・キーピング・ユニット)単位での購買情報の取得および活用が可能になる。
「STORES ブランドアプリ」は、オムニチャネル・CRM(顧客情報管理)を実現する店舗アプリ開発サービスとなる。店舗運営をする上で事業者が抱える顧客情報の取得・管理という課題を解決するため、自社サービス以外にもさまざまなシステムとの連携を強化している。これまで4社のPOSシステムと連携を行っており、今回は5社目の連携事例となるそうだ。
「DealerShip」は、レジ機能と管理機能をクラウドで提供するクラウド型POSシステムで、さまざまな業種に最適化できるという。今回の連携により、「Dealership」と「STORES ブランドアプリ」を合わせて導入してもらうことで、実店舗を利用する一人一人の顧客に紐づいた購買情報を取得し、その情報をもとにした顧客分析やマーケティングオートメーションが可能となる。
これまでPOSからは、購入店舗や商品、金額などの基本情報を取得していたが、今後はサイズやカラーなど、在庫管理上で必要な最小の品目数を数える単位であるSKUの情報取得も可能になるそうだ。また、SKU単位で取得した購買情報は、STORES ブランドアプリ の管理画面や、モバイルアプリ上の購入履歴から確認できる。
同機能は、STORES ブランドアプリ が標準連携しているPOSシステム、全てにおいて対応可能だ。これにより、購入商品の情報をより詳しく取得できることで、サイズやカラーなど細かいセグメントでのマーケティング施策にも活用できるようになるという。
今回の「DealerShip」との連携を受け、OUTER LIMITSが日本総代理店で、国内11店舗とネットショップを展開するアパレルブランド「Nigel Cabourn(ナイジェルケーボン)」で、STORES ブランドアプリが導入された。店舗とネットショップからSKU単位の顧客情報を取得し統合管理すること、また店頭販売時の顧客とのコミュニケーションをそのままDX化するために、アプリを活用しているそうだ。