2024年7月31日7:00
いつもは、2024年7月に開始された楽天市場の「最強配送」の導入に伴い、完全従量課金型で大手モールの配送基準に対応した物流サービス「いつロジ」の提供を開始した。楽天「最強配送ラベル」やYahoo!「優良配送ラベル」を取得することで、検索順位の向上と転換率向上により売上アップが期待できるという。
いつロジは「主要モールの配送基準を満たすフルフィルメントサービスを提供する」ことを目的としている。いつロジを利用してもらうことで店舗の規模を問わず、配送ラベルが獲得可能な水準の配送品質が実現できるという。利用開始時の初期費用が無料、利用料は完全従量課金の料金体系で利用できる物流アウトソーシングサービスとなる。
物流の2024年問題が業界全体に影響を与えている一方で、EC業界では消費者から「翌日配送」への強いニーズが続いている。Amazonや楽天といった大手ECモールが提供する配送サービスは、消費者の「もっと早く、もっと便利に」といったニーズに応えるもので、同時に物流に対する期待値を高めているという。しかし、EC事業者にとって、大手モールの配送基準を満たすハードルの高さがボトルネックとなり、ラベル獲得が容易には行えない現状があるそうだ。
「いつロジ」では、EC事業者が直面するさまざまな課題に対応し、完全従量課金のパッケージ型サービスでモール運用の最適化を目指している。一方、既存の「コネクトロジ」は、さまざまなEC戦略に合わせて完全カスタマイズ型の売上アップ支援型サービスだ。業務設計やシステム導入支援を通じて、EC事業者の売上向上をサポート。同社の大手モールの配送基準に対応したフルフィルメントサービスを利用することで、売上アップと業務効率化を同時に実現できるとした。