2024年1月10日20:49
家計簿アプリ「Zaim」を運営するくふうカンパニーは、伊藤忠商事と業務提携契約を締結した。同提携を通じて、伊藤忠商事社より、「Zaim」に蓄積されるレシートデータを活用した新サービス「FOODATA レシート」の提供を開始する。
くふうカンパニーが運営する家計簿アプリ「Zaim」は、レシートをスマートフォンで撮影することで、購入した商品情報を自動で入力することが可能だ。累計ダウンロード数1,100万を超える「Zaim」は、大量のレシートデータを保有しており、これらのデータを個人情報保護に配慮した形で整備、匿名化し、分析ソリューションとして企業向けに提供している。これらは消費者の行動を考察・分析できる貴重なデータとして、その活用が多くの企業から期待されているそうだ。
今回、伊藤忠商事社が2021年より提供しているデータ分析システム「FOODATA(フーデータ)」に「Zaim」のレシートデータの連携を開始する。これにより、伊藤忠商事社が食品メーカー・小売業向けに提供を開始する「FOODATA レシート」を通じて、約10万人のレシートデータを分析することが可能になる。購入日時や購入店舗、購入商品等のレシート上の単一データだけではなく、複数のレシートを活用することで、食品スーパー・ドラッグストア・コンビニ・外食等の複数チェーンを跨った消費者の一連の購買行動の分析ができ、通常のPOSデータだけでは分からない消費者行動を深掘り分析することができるそうだ。