2025年3月19日10:56
ファミリーマートは、コンビニチェーンとして初となるお礼品がすぐに全国の店舗で引換可能な「ファミマふるさと納税」を2025年3月25日から開始すると発表した。

ファミリーマートは、地域社会の拠点の1つとしてこれまでも地域や自治体と相互連携と協働による活動を推進してきたという。今回、ファミリーマートのインフラを総合的に活用することで、より身近に地域貢献に参加できる「ファミマふるさと納税」サービスをスタートする。ファミマのアプリ「ファミペイ」から、専用サイトに遷移し、自治体とお礼品を選び寄附をすると、すぐに「ファミペイ」内に、お礼品の電子クーポンが届く。届いた電子クーポンは全国のファミリーマートの店舗で利用者自身のタイミングで引換えることができるという。
お礼品の第1弾は、ファミリーマートプライベートブランド「ファミマル」の「新潟県津南の天然水」やコンビニエンスウェア「今治タオルハンカチ」のほか、サラダチキンスティックなど、ファミリーマートの店舗で取り扱いのある日常使いの商品20品で、1,000円から寄附可能だ。
ファミリーマートが「ふるさと納税でのお困りごと」について調査したところ、1位は「返礼品がいつ届くのか分からない」(41.3%)だった。実際、多くの自治体では寄附からお礼品の発送まで約2週間~2カ月程度かかり、配送の多くは日時指定ができない。さらに電子商取引(EC)市場の伸びにより宅配便取扱個数が増加する中、宅配便の運転手不足の深刻化に加え、約10%発生すると言われている再配達なども課題となっている。
今回の取り組みはファミリーマートのインフラを活用し、利用者の好きなタイミングで、ファミリーマートでお礼品を引き換えることができるため、利用者の利便性が高まると同時に、自宅への配達や再配達を削減し、環境負荷を増やさない仕組みとすることで、持続可能な社会の実現にも貢献できると考えているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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