2023年9月14日12:38
フリークアウトは、小売事業者向けプラットフォーム「FreakOut Retail Media Platform」の提供を開始する。また、第一弾として食材宅配サービス、コープデリを運営するコープデリ生活協同組合連合会(コープデリ連合会)への提供を開始する。
欧州や米国の法規制をきっかけとして、国内においても個人のプライバシー保護の動きが加速しており、これまでターゲティングや効果計測に活用していたサードパーティーデータの使用に制限がかかる可能性が高いことから、小売業者が保有するファーストパーティーデータの持つポテンシャルに注目。リテールメディアへの期待が高まっているという。
欧州や米国では、AmazonのようなEC主体の小売業者だけではなく、Walmart・Krogerを初めとした実店舗中心の小売業者でも広告事業が高い成長率を誇っており、今後リテールメディア市場の成長がインターネット広告市場全体の成長を牽引していくことが予想される。
これまでフリークアウトは、媒体社様へ向けて広告配信プラットフォームの開発、共同運営のサービスの提供を進めていくとともに、広告主へ優良な広告枠在庫への出稿機会を提供してきたという。
今後は「FreakOut Retail Media Platform」と称して、小売事業者向けにこれまでのノウハウを活かした広告枠の開発や購買履歴をはじめとしたデータの利活用といった新たなソリューションを提供していくそうだ。
また、広告主には新たな媒体への広告出稿機会の提供とともに、購入を成果指標とした効果計測や最適化、購買データを活用したターゲティングなどの機能を提供していき広告効果の最大化を目指す。
FreakOut Retail Media Platform第一弾として、食材宅配サービスを運営する日本最大規模の生協事業連合であるコープデリ連合会への提供を開始する。FreakOut Retail Media Platformにより、500万人以上のコープデリ組合員に対して、ディスプレイ広告や検索連動型広告の配信を行うことが可能になる。