J.フロントリテイリングのデータ可視化の取り組みを支援(カホエンタープライズ)

2023年9月21日17:21

カホエンタープライズ(福岡県福岡市)は、J.フロント リテイリングにおける顧客統合データの活用に関して、ビジュアル分析プラットフォーム「Tableau」を用いたデータ可視化の取り組みを支援したと発表した。

J.フロント リテイリングは「大丸」・「松坂屋」を運営する百貨店事業、「PARCO」を運営するショッピングセンター事業以外に、デベロッパー事業、決済・金融事業、卸売業等を展開する持ち株会社となる。

J.フロント リテイリングでは、デジタル戦略の1つとして「カスタマーデータドリブン経営」を掲げ、百貨店(大丸・松坂屋)やショッピングセンター(PARCO)が個別に管理していた顧客データを統合し、それらのデータを活用することで、新たな事業価値を創出していく取り組みを進めている。

当初、統合顧客データの活用について、Tableauを用いてデータを可視化しインサイトを発掘する取り組みについてJ.フロント リテイリング内で進めていたものの、よりスピード感持って進めていくため、専門的な知見を持つパートナーとして、ホームセンター「GooDay」におけるデータ活用の経験・実績(小売業務の理解から、Tableauを用いたデータ活用・可視化に関する実践的ノウハウ)が評価され、同社を選定した。

具体的には、①Tableauを用いたダッシュボード画面の構築、②Tableauを用いたダッシュボード画面構築に関する教育(操作上に関する技術支援)、③グループ統合データ基盤におけるデータ管理面に関する技術支援、④Tableau 運用・管理面に関する技術支援、を行った。

統合顧客データについて、Tableauを用いてさまざまな切り口で分析が実現できるように、ダッシュボード画面の構築を支援している。

例えば、百貨店・ショッピングセンターで共に買い物をしたことがある顧客の購買に関する情報(データ)をTableauで可視化することで、これまで百貨店・ショッピングセンターそれぞれでは分からなかった顧客の買い周り等の行動が見えてくるようになり、百貨店・ショッピングセンター両方での購買顧客の理解を深めることが可能となった。

それ以外にTableau上で直感的にデータが把握・理解ができるようなダッシュボード作成に関するアドバイス等も実施している。

また、ダッシュボード構築以外にも、グループ統合データ基盤に関して、GooDayでのデータ分析基盤(データウェアハウス)に関する運用経験・知見をもとにデータマネジメント・ガバナンスに関するアドバイスも実施したそうだ。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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