2024年3月12日13:33
Shopify Japanとヤマト運輸は、Shopifyを利用する国内EC事業者を対象に、荷物の円滑な配送や受け取りを実現する新サービスの提供を2024年3月下旬から順次開始すると発表した。
近年、国内におけるEC市場はコロナ禍を契機にEC利用者が増加し、コロナ収束後も引き続き拡大する傾向にある。また、物流をとりまく環境変化による購入者の受け取りニーズの多様化に加え、社会課題となっている気候変動の緩和に向け、環境に配慮した配送ニーズも高まっている。一方で、ECサイト上で配送予定日を表示するなど、EC利用者の利便性向上に資する機能やサービスは、自社でシステム開発する必要があり、特に中小規模のEC事業者にとっては導入のハードルが高くなっている。
3月下旬から、購入者が事業者のECサイト上で配送先の郵便番号を入力すると、配達可能な最短届け日が自動で表示される「ヤマト運輸 最短お届け予定日自動表示アプリ」が追加される。購入時に最短配送予定日が分かることで、購入者の利便性向上と購入率向上につながるそうだ。なお、同アプリはヤマト運輸が新たに開発・運営管理を行う。
また、3月下旬から、配送に関わるさまざまな機能を提供している「配送カスタム.amp」がヤマト運輸の「EC自宅外受け取りAPI」に対応する。これにより、購入者はヤマト運輸の営業所やコンビニエンスストア、オープン型宅配便ロッカーなどで購入商品を受け取れる。これまで以上に、生活スタイルに合わせて好きな場所・タイミングで荷物を受け取ることが可能になり、購入者の利便性向上に加え、一度で受け取れることで再配達削減にもつながるそうだ。