イオンリテール夏のキャンペーンでメタバース空間とリアル店舗の連携施策(TOPPAN)

2024年7月16日19:45

TOPPANは、Z世代に向けた新たな店舗送客の手段としてメタバース空間を活用し、イオンリテールの夏のキャンペーンとしてメタバース空間とリアル店舗を連携した施策を実施している。

「メタバースイオン」のイメージ(TOPPAN)

メタバース空間としては、メタバースプラットフォーム「cluster」を活用、夏祭りやイオン店内を舞台にした「メタバースイオン」を構築。2024年7月12日から8月18日まで期間公開している。

「メタバースイオン」の来場者が実際に店舗に行くことで、Z世代に人気のVTuberの限定描き下ろし壁紙を受け取ることができるプロモーションを実施。デジタルとリアルを融合した体験価値を提供するという。

これまでイオンリテールでは、Z世代を中心とした顧客との新たな接点を模索していた。この課題に対しTOPPANは、顧客のマーケティングDX支援において、Z世代に向けたさまざまなCX施策を提供してきた知見をもとに、今回メタバース空間を活用して、店舗送客をはじめとした各種プロモーション施策を展開する。これにあたりZ世代に魅力的なメタバース空間を構築するため、TOPPANはメタバースプラットフォームとしてクラスターが運営する「cluster」を選定。クラスターと連携し、魅力的なゲームを楽しめるエンタメ空間を構築することでイオンリテールへのZ世代の集客を目指す。

またこれまで課題であったメタバースからの店舗送客の実現に向けた新たな取り組みを実施。「メタバースイオン」の来場者が実際に店舗に行くことで、Z世代に人気のVTuberの限定描き下ろし壁紙を受け取ることができる施策を実施する。

「メタバースイオン」は、「夏祭りエリア」と「イオン店内エリア」の2つのワールドで構成されており、2つのゲームを楽しむことが可能だという。

「夏祭りエリア」では、屋台がモチーフの5種類の射的銃を使って楽しむ「巨大射的ゲーム」が登場。最大25人で同時に遊ぶことができる。参加者全員で協力しハイスコアを獲得すれば、バーチャルアクセサリーを獲得することができる。

「イオン店内エリア」では、バーチャル食品売場内を特別なカートに乗って挑戦する「買い物競争ゲーム」で遊ぶことができる。イオンの食品売場をモチーフにした4つのステージが登場。各売場で商品をたくさん集めてハイスコアを獲得すれば、バーチャルアクセサリーを入手することができるという。

また、これまで課題であったメタバースからの店舗送客を実現するため、「イオン店内エリア」内には、期間限定で配布している対象店舗で使用可能な「値引クーポン」や、VTuberの描き下ろし壁紙を入手するための合言葉が掲出されている。メタバース上で見つけた合言葉を、特典受け取り対象店舗からしかアクセスできないWebサイト上で入力することで、VTuberの限定描き下ろし壁紙を特典としてダウンロードできる仕掛けを展開し、若年層の店舗送客を実現するそうだ。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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