2024年10月24日15:28
アマゾン ウェブ サービス ジャパンは、福島銀行が 2024 年7月、国内で初めてアマゾン ウェブ サービス (AWS)のクラウドで稼働させた勘定系システムが、3カ月を超えて安定稼働を継続していると発表した。同システムは、SBI ホールディングスのグループ各社(SBI グループ)がフューチャーアーキテクトと連携して開発から構築、運用する地域金融機関向けのクラウドベースの勘定系システムで、福島銀行が日本国内で初めて採用し稼働開始したもの。安定稼働している福島銀行のクラウド勘定系システムは、計画段階から AWS の伴走支援により、高い拡張性と柔軟性を備えたクラウドネイティブなアーキテクチャで設計され、わずか 3 年という短期間で全面稼働を開始した。AWS アジアパシフィック(東京)リージョンおよび(大阪)リージョンのマルチリージョン(東阪リージョン)を活用して高いレジリエンシーを実現したものだという。
今回の福島銀行で稼働しているクラウド勘定系システムは、SBI グループが地域金融機関の活性化や収益力強化を図ることを目指し AWSのクラウド上で新規に構築した。 AWS は、クラウドの拡張性と柔軟性によって事業展開を支援すると共に、設計から移行、運用に至るまで、AWS のインフラストラクチャー、サービス、人的支援を提供し、ミッションクリティカルな勘定系システムのレジリエンシーの高度化および安定稼働につなげていきたいとした。
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ペイメントナビ編集部
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