2024年11月29日8:50
レイ・フロンティアは、KDDI テクノロジーがパートナー企業とともに試作した小売店向け販促 AI ソリューション技術の開発チームに参画し、モンスターラボとともに、位置情報技術の活用を支援した。
同ソリューション技術を活用することにより、来店時に消費者自らが手に取った特定の商品に関する商品情報や販促情報などの訴求、企業のニーズに合わせて位置情報に基づくパーソナライズ機能を個別にカスタマイズすることにより、効果的な販売促進活動を支援するそうだ。
同ソリューション技術は、スマートフォン等のカメラで読み込んだ商品を画像認識で識別し、当該商品に関する詳細情報やクーポンの提示、購入後の使用方法や使用イメージ画像の生成などの購買促進アクションの提供を、生成AIエージェントが自然言語により実施するものだという。同技術に加えて レイ・フロンティアが持つ位置情報技術を組み合わせることで、ユーザー個別の行動推定や感情推定に基づく提案の実施も可能になる。
新規アプリケーションとしての開発や、既存のアプリケーションへの組み込みも可能だという。
例えば、スマートフォンで撮影された食材の写真を元に画像認識技術を活用し商品を特定することで、AIエージェントがその食材に関する人気のレシピ提案や、食材ごとの賞味期限を推定することなどが可能だ。
コンビニエンスストアでは、スマートフォンで商品バーコードを読み取った際、商品に使えるお得なクーポンを訴求したり、AIによる対話を通して購入すべきかどうかの高度な診断を実施することができる。
アパレルショップでは、スマートフォンで商品を撮影することで、生成AIがその洋服のデザインを評価したり、生成AIがその場で画像生成して理想的な利用シーンの提案を実施することが可能だという。また、その場で購買に至らなかったユーザーに対して、再来店やオンライン購入を促進させる。