2025年3月3日21:28
東芝テックは、ショッピングセンタートータルソリューション「SX-8000」のオプションサービスとして、ショッピングセンター向けテナントサービス「Tenatria(テナトリア)」を2025年4月1日に発売すると発表した。
ショッピングセンターなどの商業施設では、業務終了後にテナントがデベロッパへ売上報告を行う。報告は営業終了後にPOSシステムから出力した精算レシートをもとに、専用端末への入力や、紙の報告書への転記などによって行われるが、手作業で実施されることも多く、テナント従業員にとって大きな負担となっている。さらに、報告ミスが発生した場合には入力のやり直しなど、テナントとデベロッパ、双方にとって業務負荷が増大するそうだ。
「Tenatria」は、生成AIの技術を活用したテナントの売上報告業務を効率化するウェブブラウザサービスだ。テナントの従業員は、営業終了後にPOSシステムから出力する精算レシートの画像をサービスに登録するだけで、生成AIが情報の読み取りと解析を行い、自動的に売上などの報告に必要な情報を入力する。これにより、手入力によるミスや修正報告が減少するという。また、売上確認機能を搭載し、売上の訂正結果や訂正理由を、デベロッパからテナントへフィードバックすることも可能だという。