2025年6月22日7:00
DGビジネステクノロジー(DGBT)は、ジェーエムエーシステムズ(JMAS)と提携し、同社が開発・提供するクラウド型BtoB ECサービス「セカイカート」の取り扱いを2025年6月19日より開始した。
今回の提携により、製造・卸売業などの中小・中堅企業が抱える、BtoB ECの立ち上げや拡張に関する課題に対応し、国内外での販路拡大、デジタルシフトの加速を支援するそうだ。
DGBTはこれまで、エンタープライズ企業向けに高度な要件にも対応可能なEC構築パッケージ「SI Web Shopping」を提供してきた。同パッケージは、BtoCに加えBtoB ECにも対応し、複雑な商流・業務要件への柔軟性と豊富な導入実績、高い安定性を備えているという。
一方で、中小・中堅企業におけるBtoB ECでは「DXによる顧客満足度向上・業務改善」が競争力強化の鍵となる中で、社内業務のデジタル化や取引先の利便性向上に向けた仕組みを、短期間かつ低コストで構築・検証することが大きな課題となっている。従来のパッケージ型構築では、こうした課題に対する柔軟な対応やアプローチの幅が限定されていた。また、国内取引だけでなく、越境取引への対応を視野に入れる企業も増加している。
こうした市場環境を踏まえ、DGBTはこのほど、JMASが提供する「セカイカート」の取り扱いを開始した。「セカイカート」の導入しやすさや柔軟性に加え、BtoBを含む多様なEC構築・運用で培った実践的なノウハウ、さらにERPを源流とした業務設計力やプロジェクトマネジメントの実行力を掛け合わせることで、企業フェーズや課題に応じた柔軟かつ実行力のあるBtoB EC支援体制を提供するそうだ。
DGBTは、今回のJMASとの提携を起点に、BtoB EC構築支援のさらなる拡張を進める。これまでエンタープライズ向け開発において蓄積してきた、複雑な商流や業務要件への対応力、ERPを源流とする業務ノウハウやプロジェクトマネジメント力を活かし、BtoB ECに取り組む事業者に対し、“業務×構築×運用”を一体で支援できる実行力ある体制として、価値提供の幅をさらに広げていきたいとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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