2026年9月28日7:40(JST)
【日本】JR九州(日本・福岡)、SBIホールディングス、SBI証券、SBI新生銀行、およびSBIネオ金融プラットフォーム(いずれも東京)は、JR九州グループの経営資源とSBIグループの最先端の金融テクノロジーを融合させた、新たな金融サービス事業の開始に向け、基本合意した。
JR九州グループは、「中期経営計画2025-2027」において「お客さま体験の進化と新領域の創造」を掲げ、鉄道、不動産・ホテル、流通・外食事業等における顧客接点強化に向けて、「SUGOCA」(JR九州が発行する交通系IC)、「JQ CARD」(クレジットカード)および「JRキューポ」(JR九州のポイントサービス)等を提供し、利用者の利便性向上に努めてきた。

近年、多様化するライフスタイルやデジタル化の進展に伴い、日常生活における金融サービスのあり方も大きな変革期を迎えている。こうした背景のもと、JR九州はさらなる利便性と付加価値の提供を目指し、BaaS(Banking as a Service)に加え、資産形成や運用などを含む多様な金融ニーズにワンストップで応える、SBIネオ金融PFが開発した「総合金融プラットフォーム」(FPaaS: Financial Platform as a Service)を活用したJR九州Web会員専用の金融スーパーアプリ「JQ BANK」(仮称)(ジェイキューバンク)の導入検討を本格的に開始する。その検討パートナーとして、SBIネオ金融PFをはじめとしたSBIグループ各社との連携を図る。
今後、SBIグループが「顧客中心主義」のもと開発・提供してきたさまざまな金融商品・サービスを、両者で開発する「JQ BANK」(仮称)に組み込む。両者は、同提携を、金融を通じて地域を強くしていくことに資する取り組みへと進化させ、「鉄道・生活サービス」と「金融サービス」をシームレスに組み合わせ、利用者の利便性向上およびJR九州グループ全体の顧客生涯価値(LTV)の向上を目指す。
なお、「JQ BANK」(仮称)は、JR九州がSBI新生銀行を所属銀行とする銀行代理業の許可を受けることを前提に、「2027年度中のサービス提供開始」を目指して開発を進める。
具体的な内容として、「JQ BANK」(仮称)利用者への還元として、「鉄道」「不動産・ホテル」「駅ビル・流通・外食」それぞれと連動したサービスを展開し、金融サービスの利用に応じて「鉄道優待サービス」「JRキューポ」など魅力的な限定特典・優待サービスの提供を検討する。同サービスが、九州での移動や暮らしの楽しみに直接つながるユニークな価値を提案するそうだ。
また、SBIグループは、SBI新生銀行とSBI証券との銀証連携サービスに加えて、保険、暗号資産、FX、ステーブルコイン決済、AIエージェント、メディア機能等を組み込んだ「総合金融プラットフォーム」(FPaaS)を開発し、提供する。
SBI新生銀行のBaaSでは、「顧客中心主義」に基づいた商品・サービス設計により、JRキューポが貯まりやすい仕組みを作るという。コンビニATM出金手数料や他行宛の振込手数料の無料回数設定に加え、SBI証券の株式や投資信託の買付余力に自動反映される円預金サービス「SBIハイパー預金」の提供に加え、同預金を開設・入金した人への預金残高に応じた「JRキューポ」の付与、JR九州の利用者向けの住宅ローン特別金利等のサービスなどを検討する。
また、「JQ CARD」で投資信託が買えるクレジットカード投信積立サービス「JQ CARD積立」や毎月の積立金額に応じてJRキューポを加算するサービス、さらに貯まったJRキューポをJR九州の株式を始めとする国内株式や投資信託に投資ができるサービスの準備を進める。
その他、証券口座開設不要で手軽に資産運用を疑似体験できるサービス「ポイント運用」をはじめ、SBIグループ各社との連携により、さまざまなサービスの検討に着手している。またこれらの新サービスは、JR九州が提供する会員ランクサービス「JRキューポわくわくプログラム」とも連動する。
両社グループは、「JQ BANK」(仮称)を通じて、日々の暮らしに密着している預金や決済等の利便性向上、UXのアップデートに加え、JR九州グループ利用者の生活をより豊かにするサービス展開するそうだ。(paymentnavi 編集チーム)















