2018年6月8日18 :04
ニッポニアサワラ、アクアビットスパイラルズ、NTT東日本 千葉事業部の3社は、古い歴史的な町並みが残る千葉県香取市佐原エリアの宿泊・観光施設において、外国人観光客の誘致促進、および宿泊・観光業の人手不足対策を目的に、各種IoTソリューションを整備することで、外国人が快適に過ごすことができる環境の構築とIoTの活用による労働力不足の解消に向けた取り組みを2018年6月8日から香取市佐原の宿泊施設において開始した。
各施設へIoTソリューションを導入することで、外国人観光客が快適に過ごすことができる環境の構築を行い、各スポットへの送客促進、および各施設における従業員の業務効率化やコスト削減を実現するという。
宿泊施設受付では、各施設に設置した「スマートプレート」に観光客が端末をかざすと、端末の設定言語に合わせて多言語で各種情報(施設情報や観光情報等)を自動配信。加えて、「スマートプレート」利用者のマーケティングデータ(各施設への時間別来訪者数、利用者属性等)も収集可能だ。
また、「ギガらくWi-Fi カメラオプション」の活用により、受付に設置したネットワークカメラにて来訪者を自動検知することで従業員の常駐稼動の短縮ができるという。さらに、宿泊客から受付への問合せに対して、「スマートプレート」を通じて多言語で情報を配信することで従業員の説明稼動を短縮できる。
また、「ロボコネクト」、「ギガらくサイネージ」の活用により、共有スペースにて観光・施設情報を自動配信するだけでなく、設置している「スマートプレート」にて宿泊客自身で収集した情報を持ち出せるため、従業員の説明稼動を短縮、および他観光スポットへの送客の促進が可能だ。
そのほか、周辺観光スポットの情報を多言語で配信することで従業員説明稼動の削減と他観光スポットへの送客を促進させるそうだ(水郷佐原観光協会による整備)。
導入効果としては、宿泊施設(HOSTEL Co-EDO)内の従業員について、外国語対応が可能な3名にて運用予定だったが、常駐稼動の削減により1名体制にて運用している。また、年間約1万部配布している多言語対応の観光情報パンフレットについても5割以上の削減を期待しているという。