セブン‐イレブン・ジャパンに金融教育プログラム「ブロっこり」提供(ブロードマインド)

2023年12月13日11:46

ブロードマインドは、セブン‐イレブン・ジャパンに、金融教育プログラム「ブロっこり」を2023年12月12日より提供開始した。なお、提供プログラムは軽度な知的障がいがある人々の課題・ニーズに合わせて開発した内容だという。

軽度な知的障がいがある販売職の安定就労を目指す(ブロードマインド)

セブン-イレブン・ジャパンでは、知的障がい者の成功体験を蓄積する場として、店舗スタッフとしての就労機会を積極的に提供し、一人ひとりの状況に合わせた教育支援等を通じて成長実感を高めているというが、2022年11月には東京都から「障害者雇用エクセレントカンパニー賞」を受賞し、現在も障がい者一人ひとりの自立を促すことを目的としてさまざまな取り組みを実践しているという。

そのような中、セブン-イレブン・ジャパンでは一人ひとりが将来の目標(やりたいこと)の実現に向けて確実に歩みを進めることができるよう支援の幅を拡大し、就労を通じて得た収入をもとに自身で適切に家計管理等ができるよう、金融をテーマにした教育機会を提供することを検討してきた。

一方で同社では、一人でも多くの方が経済的な健全性に基づき、将来にわたって自信を持てるようになってもらいたいという想いがあり、ファイナンシャル・ウェルビーイング(=経済的な幸せ・課題がない状態)の実現をサポートする金融教育プログラム「ブロっこり」を提供しているという。一人ひとりが経済的な幸せ・課題がない状態な状態に近づくためには、ライフステージや環境など、個人が置かれている状況に即した内容で金融教育を提供することが重要であると考えており、同プログラムの提供につながった。

具体的には、知っておくべき家計管理の考え方を体系的に習得するほか、受講期間中、実際に収支状況を記録することで気付き・内省を促し、今後の対策を考えるきっかけを提供するという。

このほか、お金に関するリスクについても学習してもらう。特に知的障がい者が陥りやすいトラブル(借金・スマホ課金など)については、本人から消費生活センターに相談するケースは全体の4割程度となっていることからも示唆されるように、消費者トラブルに遭った本人が、「消費者トラブル」ではなく、単に「困ったこと」と認識し、どこにも相談せずに抱え込んでいたり、諦めてしまったりということがないよう、気付きのきっかけとなるように「トラブルの事例」を知る機会を提供するという。

なお、日々の学習や収支状況に関する個別アドバイスなど、受講期間中はファイナンシャルコーチが伴走するそうだ。

この記事の著者

financenews

Finance News Navi編集部

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