2024年3月28日21:50
アール・アンド・エー・シー(R&AC)は、福井銀行と、企業の入金管理分野における課題解決をサポートするため、ビジネスマッチング契約を締結した。
同契約締結により、R&ACと福井銀行は、福井銀行の法人顧客に対し債権管理・入金消込ソリューションである「Victory-ONEシリーズ」の提案・提供を開始する。
福井銀行は、2017年から県内企業のデジタル活用を推進するための取り組みを開始した。
インターネットの大衆化や人口減少、コロナ禍等の複合的な要因から慢性的な人材不足が起こり、事業スピードの高速化やテレワークでの業務遂行等が求められるようになった。そのため、県内企業からデジタルツール導入の相談件数が2018年から2022年の4年間で10倍まで急増した。一方で、デジタルツールへの知識や理解、推進できる人材が不足しており、需要はあるものの県内企業DXがなかなか進まない現状となっている。
これらの課題を解決するべく、デジタル化を推進するイベントや相談会、ベンダーとの交流会、また、コンサルティングや導入支援、人材育成など、DX推進を目的とした幅広い施策を自治体・商工団体・金融機関と連携し、県内企業のデジタル化推進に努めている。
「Victory-ONEシリーズ」は、入金消込特化型システム「V-ONEクラウド」を筆頭に基幹システムや自社サーバーを抱えるカスタマイズが必要な債権管理・入金消込システム「Victory-ONE」、またEC特有の商流である決済明細と売上明細を照合する「Victory-ONE【決済管理】」、メーカーや卸特有の支払通知書と売上明細を照合する「Victory-ONE【検収照合】」の4製品から構成される照合・消込に特化した製品ラインナップとなる。
「Victory-ONE」シリーズは、請求・入金の照合を自動化し、入金消込業務を効率化するそうだ。入金・回収業務の効率化による作業負荷の軽減に加え、債権管理の正確性向上、滞留債権の早期把握、迅速な回収促進などにつながるとしている。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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