電算システムとDAOの社会実装に向けた共同取組みで業務提携(Unyte)

2024年10月31日10:45

ブロックチェーン領域の技術開発およびDAOの構築と高度な管理を支援する統合プラットフォームを開発・提供するUnyteは、電算システムホールディングス(電算システムHD)のグループ会社である電算システムと業務提携し、電算システムの取引先企業や電算システムが企画する観光・地域創生プラットフォーム事業へのDAO導入など、社会実装の推進を目的として協業すると発表した。

電算システムは、1967年に岐阜県で創業した独立系の総合型情報処理サービス企業であり、情報サービス事業と収納代行サービス事業を展開している。 情報サービス事業には、ソフトウェアの開発やGoogleサービスの提供を行うSI事業、データ処理や各種帳票の発行といった運用サービスを提供するBPO事業、情報処理サービスを提供するデータセンター事業、さらにアプリケーションソフトやシステム機器、サプライ用品を販売する商品販売が含まれる。 特にGoogleサービスにおいては、国内3,000社以上に導入実績があり、Google Cloud Premier Partnerにも認定されている。 一方、収納代行サービス事業では、1997年に民間企業として初めてコンビニ収納代行サービスを開始した実績があり、現在は総合決済サービスプロバイダーとして、幅広い決済サービスを提供しているそうだ。

一方、Unyteは、DAO構築・管理ツール「Unyte(ユナイト)」を、これまで国内外で100を超えるDAOへ導入し、DAOのインセンティブ設計支援等を通じて、企業や団体に対してDAO構築・活性化に必要なあらゆるノウハウを提供している。

「Unyte」では、DAOの構築に不可欠である会員権・投票権・貢献ポイントのNFTすべてを新規に発行し、DAOを構築することが可能だ。これにより、意思決定のためのガバナンス投票やタスク遂行など貢献に応じたインセンティブ設計を行うことができ、参加者が役割を分担することで運営されるDAOの持続的な活動を促進するという。また、DAOの組成時および参加にあたって開設が必要になる暗号資産ウォレットは、メールアドレスやGoogle、Xのソーシャルアカウントでログイン時に自動で作成することができる。 これまでDAO普及の課題であった暗号資産管理の手間や学習コストを削減し、より手軽にトークンやNFTの保有ができ、DAOでの貢献履歴を透明かつ改ざんできない形で証明できるとしている。

今回の業務提携により、電算システムは企業・団体向けにDAO構築・管理ツール「Unyte」の導入支援をし、利用者となる企業・団体の開拓と導入におけるシステム開発支援を行う。Unyteは、ツール提供、およびDAOにおけるインセンティブ設計支援等、DAO構築・活性化に必要なあらゆるノウハウを提供し、DAOの運営を通じた企業・団体の組織力強化と成長に貢献することを目指す。

また、電算システムでは、「DSK観光・地域創生プラットフォーム」構想を打ち出し、さまざまな協業ネットワークを構築し、オープンイノベーションとオールジャパンで共に日本の観光とインバウンド、地方創生活動を盛り立てる活動を、本社が所在する岐阜から日本全国へ展開する主旨のリリースをしている。

Unyteは、電算システムの同構想の第四弾の協業として参画する。電算システムは今後展開する全国の観光・地域創生プロジェクトへ、DAOを活用した運営の導入支援を行う。これにより、プロジェクトの推進と地域の課題解決とともに、国内外観光客・ファンの参加を通じた関係人口の増加、支援金の募集活動の促進等、地域の持続可能な発展に貢献することを目指す。

この記事の著者

financenews

Finance News Navi編集部

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