2024年11月6日7:05
三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である三菱 UFJ 銀行は、デリバティブ等市場性取引の基本契約書管理の高度化を目的に、契約データベース「MUFG ARK」のサービス提供を2024年11月1日から開始した。
同サービスでは、利用者から受領した契約書コピーをもとに、同行が契約情報を「MUFG ARK」に入力することで、利用者は「MUFG ARK」上で自社の契約情報を閲覧・ダウンロード・データ利活用できるようになる。
昨今の急速な市場環境変化で生じるさまざまなクレジットイベント下において、市場性取引での損失抑制には、迅速・正確な契約内容の把握と対処が欠かせないという。また、金融機関においては Basel III 資本規制等により契約条件がデリバティブ取引価格自体へ影響するなど、市場性取引の契約管理の重要性が一層高まっている。
一方で、多くの金融機関や企業が契約管理の課題(人材育成・システム投資負担等)を抱えている。同サービスは同行のインフラ・ノウハウを広く利用者に提供することで、これらの課題解決を共に目指す取り組みだという。
まずは三菱 UFJ 信託銀行に同サービスを導入し、順次、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券ほか MUFG グループ内企業や顧客への同サービス展開を行う。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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