トレードワルツとワーキンググループを新たに組成(三井住友銀行/みずほ銀行/三菱UFJ銀行)

2024年12月5日7:55

三井住友銀行、みずほ銀行は新たにトレードワルツ事業への出資に合意した。これは当初出資の三菱UFJ銀行に続くものであり、これを受けてトレードワルツは3行と共同で、貿易業務の完全電子化に向けた新たな金融ワーキンググループを組成したことを発表した。

トレードワルツは貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」の開発・サービス提供により、荷主企業の貿易業務に関わる情報を一元的に電子データで管理することを可能にしました。これにより、貿易業務の作業量を平均44%削減できる見込みだ。

一方、貿易取引の一部である信用状決済(L/C決済)については依然として多くの手作業や紙ベースのプロセスが残っており、取引の遅延、コストの増加、人為的ミスが頻発する課題が存在するなど、電子化と効率化が求められている。

このような課題を解決するため、国内3メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)、およびトレードワルツは、新たに金融ワーキンググループを組成し、貿易決済プロセスの完全電子化を目指して協力することを決定した。

金融ワーキンググループでは、国内3メガバンクとトレードワルツが共同で、紙ベースのプロセスの削減とデジタルプラットフォーム「TradeWaltz」を介したシームレスな取引の実現を目指し、2026年度中のリリースに向けて信用状決済を含むドキュメンタリー取引決済の完全電子化にかかる具体的な機能開発要件の策定に取り組む。

同取り組みにより、荷主と銀行間の取引データと業務プロセスの標準化、さらには取引全体の効率性と透明性の向上にも繋がることが期待される。

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financenews

Finance News Navi編集部

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